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プレスリリース
「受け取る」「生かす」「提供する」の3側面が成長の鍵に 上司・同僚との関係性、心理的安全性。受け取りと提供の工夫で効果に変化
企業における経営・人事課題の解決および、事業・戦略の推進を支援する株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都港区 代表取締役社長:山﨑淳 以下、当社)は、従業員規模300名以上の企業に勤める22歳から59歳の正社員を対象に、「職場におけるフィードバック実態調査」を実施いたしました。職場における「フィードバック」は、個人やチームの成長、信頼関係の構築を支える重要な要素です。良いフィードバックを受け取るためには、受け手の姿勢や働きかけも求められ、逆に提供する際には、相手への配慮やタイミングといった工夫が必要となります。本調査ではフィードバックの「受け取る」「生かす」「提供する」の3側面に注目し、それぞれの実践度や成長実感との関連を多角的に検証しました。
*詳細は調査レポート(https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000001450/)を参照ください。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所 研究員 佐藤裕子職場での「フィードバック」といえば、かつては上司や先輩からの一方通行の評価や指導として捉えられることが少なくありませんでした。しかし昨今、1on1や多面評価などの制度が広がり、従業員同士や経営層との意見交換の場も増える中、フィードバックは、お互いの成長や意欲を引き出したり、組織全体の信頼関係を育んだりするための重要な手段として見直されています。そこで本調査では、「受け取る」「生かす」「提供する」の3つのフィードバックの側面を検討しました。結果からは、上司からだけでなく同僚-部下からのフィードバックも同じくらい役立っていると感じられていること、自分からのフィードバックの提供が相手からのフィードバックを促したり自らの成長感につながったりすること、自分から積極的にフィードバックを求める人はまだまだ少ないこと、などが示されました。「フィードバック=評価や指摘」とネガティブに捉えず、お互いのための双方向的な贈り物として、有益なフィードバックを増やしていけるとよいと考えられます。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所 研究員 佐藤裕子
職場での「フィードバック」といえば、かつては上司や先輩からの一方通行の評価や指導として捉えられることが少なくありませんでした。しかし昨今、1on1や多面評価などの制度が広がり、従業員同士や経営層との意見交換の場も増える中、フィードバックは、お互いの成長や意欲を引き出したり、組織全体の信頼関係を育んだりするための重要な手段として見直されています。そこで本調査では、「受け取る」「生かす」「提供する」の3つのフィードバックの側面を検討しました。
結果からは、上司からだけでなく同僚-部下からのフィードバックも同じくらい役立っていると感じられていること、自分からのフィードバックの提供が相手からのフィードバックを促したり自らの成長感につながったりすること、自分から積極的にフィードバックを求める人はまだまだ少ないこと、などが示されました。「フィードバック=評価や指摘」とネガティブに捉えず、お互いのための双方向的な贈り物として、有益なフィードバックを増やしていけるとよいと考えられます。
<図表1>上司からのフィードバック・同僚-部下からのフィードバック(管理職・一般社員別)Q. 現在所属している職場の、直属の上司からのフィードバックに関して、以下のことはどのくらいあてはまりますか。現在の職場で、日頃一緒に仕事をしている同僚-部下からのフィードバックに関して、以下のことは総じてどのくらいあてはまりますか。〈単一回答/n=616/%〉
<図表2>フィードバックの受け取りの偏り(仕事経験の高低別・職場風土の影響)Q. 現在所属している職場の、直属の上司からのフィードバックに関して、以下のことはどのくらいあてはまりますか。現在の職場で、日頃一緒に仕事をしている同僚-部下からのフィードバックに関して、以下のことは総じてどのくらいあてはまりますか。〈単一回答/n=616/%〉
<図表3>役に立ったと思うフィードバックの内容や理由Q.上司・同僚-部下からのフィードバックで、業務上の成果や、あなたの成長や学びに役立ったフィードバックにはどのようなものがありますか。フィードバックの内容と役立った点について、具体的なエピソードを教えてください。〈「上司からのフィードバックは役立っている」「同僚-部下からのフィードバックは役立っている」に「6.とてもあてはまる」「5 .あてはまる」「4 .ややあてはまる」と回答した人/自由記述より抜粋〉
<図表4>ポジティブフィードバック・ネガティブフィードバックの効果
<図表5>増えてほしいフィードバックQ. 現在の職場で受けるフィードバックとして、今後、どのようなフィードバックが増えるとよいと考えますか。現在不足している、増えるとよいと思うものとしてあてはまるものをすべてお選びください。〈複数回答/ n=616 /%〉
<図表6>フィードバックを生かすための能動的働きかけ
Q. 現在の職場でフィードバックを受けることについて、以下はあなたにどのくらいあてはまりますか。あてはまるものを1つ選んでください。〈単一回答/管理職 n=248 一般社員 n=368 /%〉
<図表7>フィードバックを求めない理由・うまくフィードバックを得るための工夫【フィードバックを求めない理由】Q. 自分から周囲にフィードバックを求めることをあまりしないのは、どのような理由からですか。〈図表6「1.フィードバックをもらえるよう、積極的に周囲に働きかけている」に「3.どちらともいえない」「2.あまりあてはまらない」「1.あてはまらない」と回答した人/自由記述より抜粋〉
【うまくフィードバックを得るための工夫】Q. 自分から周囲にフィードバックを求めるにあたり、有効なフィードバックを得るために、どのような働きかけや工夫をしていますか。〈図表6「1.フィードバックをもらえるよう、積極的に周囲に働きかけている」に「5.あてはまる」「4.ややあてはまる」と回答した人/自由記述より抜粋〉
<図表8>フィードバックの提供
Q. あなたが、現在の職場で、他の人(上司・同僚・部下)にフィードバックをすることについて、以下は、あなたにどのくらいあてはまりますか。〈単一回答/ n=616 /%〉
<図表9>フィードバックの提供の難しさ・うまくフィードバックするための工夫
Q. あなたが、現在の職場で、他の人(上司・同僚・部下)にフィードバックをすることについて、 以下は、あなたにどのくらいあてはまりますか。〈単一回答/ n=616 /%〉
【フィードバック提供の難しさ】Q. 良かれと思ったフィードバックが、良い結果につながらなかった経験として、最も印象に残っているのはどのようなことですか。〈上記グラフ「1.良かれと思ったフィードバックが、悪い結果につながった経験がある」で「6.とてもあてはまる」「5.あてはまる」4.ややあてはまる〉と回答した人/自由記述より抜粋〉
【うまくフィードバックするための工夫】Q. 相手にうまくフィードバックするための、自分なりのコツや工夫は、どのようなものですか。〈上記グラフ「2.相手にうまくフィードバックするための、自分なりのコツや工夫がある」で「6.とてもあてはまる」「5.あてはまる」4.ややあてはまる〉と回答した人/自由記述より抜粋〉
<図表10>フィードバックと成長感
プレスリリースは、PDFでもご覧いただけます。
職場におけるフィードバック実態調査
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