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働き方・人を知る

HR techで実現する“一人ひとりが働きやすい社会”

  • 研究

    入江 崇介(HR Analytics & Technology Lab 所長)

    2002年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻にて修士課程(学術)修了後、HRR(現リクルートマネジメントソリューションズ)入社。
    アセスメント、トレーニング、組織開発の商品開発・研究に携わり、現在はマネジメント、リーダーシップ、イノベーションに関する研究や実態調査に従事する。

具体的な仕事内容と「HR tech」とは?

顧客の人事データ分析や、モバイルラーニングコンテンツの開発、顧客向けの従業員意識調査のツール開発などを行っています。他の部署と協力しながら進める業務が多いですね。

そもそも、「HR tech」とは人事領域でのテクノロジー活用、すなわち技術を使うものはすべてHR techになります。 たとえば、大学生のみなさんのなかには、Eラーニングになじみのある人も多いでしょう。このEラーニングには、対企業向けコンテンツもあるのですが、それもひとつのHR techです。

そのほか、勤怠管理システムやタレントマネジメントシステムもHR techになります。
つまりHR techは、昔からあるものなんですね。それが近年、AIやクラウド化といった技術の進歩により、特に注目されていると言えます。
たとえば、AIの活用により、人がこれまでやってきたことを自動化したり、人が行うよりも精度の高い予測をしたりできるようになりました。これを人事領域に活用することで、適性検査の精度が上がったり、人材の適正配置ができるようになったりしています。

リクルートマネジメントソリューションズの
HR tech事業やその強みって?

マネジャーが職場の一人ひとりの声を捉えるためのサーベイ「INSIDES」や個人と組織の成長度を測る従業員意識調査である「HR Glass」のほか、企業のマネジャー向けのモバイルラーニングツールである「マネスタ」、人事データベースであるタレントマネジメントシステム、管理職の適性検査である「NMAT」などがあります。
当社は事業が生まれてから55年という歴史がありますし、取引しているお客様数も多いため、データの蓄積の多さは強みのひとつです。さらに、当社は人事のコンサルティングをしているということもありこれまで培ってきた人・組織に対する深い理解があります。技術先行のHR techではなく、リアルな人事の課題に即したソリューションを提供できる強みがあります。

HR tech事業を通じて目指すことは?

HR techの最初のステップは、人事業務の効率化や人事担当者の働きやすさの実現、人事施策の効果が高まることです。
これに対して私たちが見ているのは、その次のステップである、現場の人たちの働きやすさです。企業全体、社会全体が働きやすい環境になっていくために、有益なアウトプットをしていきたいと考えています。
流行に関係なく、一人ひとりが働きやすい社会をHR techで実現したいと思います。

どのようなスキルが伸びるでしょうか。

物事の理想像と現状を、リアリティを持って描き、ギャップを埋めていく思考が強化されると思います。
当社では、「今こういう問題があるからとりあえず手を打たなきゃ」というような、目の前の火消しをする仕事の仕方はしません。
さまざまな課題に対して、どうあるべきかというビジョンを描き、それに向かっていくための具体的な道を描くという力は、どの職種でも共通して身に付くと思います。
多くの人に働きかけ、日本企業やそこで働く人たちをよくしたいということに関心がある人とは、ぜひ一緒に仕事をしたいと思いますね。

※この記事はキャリアパークの記事を引用・再編集したものです
※部門・役職は取材当時

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