リクルートマネジメントソリューションズ 研修講師・トレーナー募集

INTERVIEW

坂本 敦史

新たな世界への
扉を開く成長の喜びを、
受講者とともに感じたい

坂本 敦史
トレーナー開始年齢34
前職
大手調剤薬局チェーン
エリアマネジャー
CAREER
美容系サービス会社の研究所にて、新商品開発のシーズ探索に従事。その後大手チェーンドラッグストアの調剤薬局部門に転職し、薬剤師として従事し、薬局長に昇進後はマネジメントと兼任で、リスクマネジメント、業務効率化、新人研修の企画運営など薬局全店の運営管理業務に関わる。その後エリアマネジャーとなり17店舗70名のスタッフをマネジメントしつつ、中間管理職の育成研修をゼロから企画運営。その後リクルートマネジメントソリューションズのトレーナーになり現在に至る。
坂本 敦史

01トレーナーへの転身のきっかけ

坂本 敦史

「一生やっていきたい仕事か?」との問いに、胸を張れなかった自分。

実は、最初に就いた仕事は研究職でした。大学院で遺伝子の研究をしていたため、研究がしたい、という理由で入社。髪の毛の発生(髪の毛を増やす)に関連する物質を探す研究に1年従事していました。その後、よりよい待遇を求めて、大手チェーンドラッグストアの調剤薬局部門へ転職を決意しました。

給与も倍になり、薬局長へとキャリアアップも果たせました。しかし、「一生やっていきたい仕事なのか?」と、自分自身に問うてみたとき、胸を張って「そうだ」とは思えなかったのです。 ただ「今の仕事で何かしらの結果を出せなければ、何をしてもだめだ」、とも思っていましたので、「マネージャーになるまでは頑張ろう!」と決めて、日々奮闘していました。

そのようなときに、中小企業診断士の資格をとり、マネジメントや組織論、人材育成についても学び、組織の発展や人の成長に関心を持つようになりました。また、ちょうど社員研修の企画に挑戦する機会もあり、管理職育成研修や新人研修の企画を通じて研修の楽しみを感じて興味がわきました。そんなとき、トレーナー募集の情報を目にしたのが、応募のきっかけでした。

しかし、いざ応募をしてみたものの、周囲は自分よりも年齢も上でハイキャリアな方々ばかり。「これは受からないのでは……」と、正直思いました。ただ、選考プロセスを通じて「自分自身は、もともと人間に興味があるのだな」ということにも、気づいていきました。なぜ、その人はそのようなことを思い、発言するのか?ということに、興味を惹かれるのです。今思えば、そのような自分自身の性分も含めて、トレーナーとしての相性を判断されたのではないか、と思っています。

トレーナーへの転身のきっかけ

02トレーナーになって気づいた・変化したこと

なぜ、講師ではなく
トレーナーと呼ぶのか?

合格後は、1年間の養成をうけるわけですが、その中で、私たちがこの仕事を「講師」と呼ばずに「トレーナー」と呼ぶ理由が分かりました。一言でいえば、一方的に「答えを教える」「知識を与える」ということをしないのです。もちろん、新しい知識のインプットを支援することはあります。でもそれはほんの一部。その受講者にとっての「よりよい答え」は、あくまで受講者自身の中にこそあるもの。トレーナーは、それをどう引き出し、具体的にしてもらえるかを、支援しているのです。それが、私たちトレーナーという人たちの共通のスタンスなのだと気付きました。そのため、「話す」ことよりも、「聞く」ことや本当の思いを「引き出す」こと、また、そのために小手先のテクニックよりも、自分自身の人としてのあり方、考え方のほうが、ずっと大切な仕事なのだ、と感じています。

もう1つ、トレーナーという仕事の魅力として気が付いたのは、社内の営業担当や納品支援スタッフ、開発などさまざまな協働者に囲まれ、100名以上いるトレーナー同士が、案件を取り合うライバルというよりも、ともに支えあい学びあう仲間のようであるなど、さまざまな人的資源とのつながりが豊富にある点です。とりわけ、1年間の養成期間中は、キャリアや考え方も異なる同期と、関わり合い、磨き合います。そこで得られた絆は、代えがたいものがあるように思います。

なお、トレーナーになって、私生活もずいぶん変化しました。会社員だった時代は、平日の時間の融通も利かせにくく、副業もやっていて休みもほぼない状態。トレーナーになると決めたとき、トレーナーの仕事に専念することを決意しました。結果、以前よりも休みを多くとることができ、さらに最近はオンラインでの納品が増えていることもあり、家族とのひとときや趣味の時間の確保も、前職よりやりやすくなったと感じています。自分の人生の時間を、自分の意志で調整できるのは、やはり嬉しいものですね。

坂本 敦史

03トレーナーとしての手応えとこれから

坂本 敦史

新たな世界への扉を開く成長の喜びを、受講者とともに感じたい

研修が終わって、発注者である人事の方へ研修の成果を報告する場で、「あなたに頼んでよかったです。受講者からこんな声をもらった。組織に、いい風がふいてくると思う」といった言葉をかけてもらえたのは、やはりうれしかったですね。そうしてお客様と信頼関係を積み重ねることで、自分のことを信頼し「次回もお願いしたい」と発注してくれるお客様も少しずつ増えていく。2年ほどやっていると、その手ごたえが明らかに分かってくると思います。

自分が仕事をするうえでの信念は、もともと「楽しく仕事をする」ことと、「自分の成長を感じられる」ことでした。今もこれは大切にしています。トレーナーになってからは、受講者から、新しい世界を学ばせてもらえる瞬間に、楽しさや面白さを感じています。私は受講者に学びを届ける立場ではありますが、受講者の話を聞いて、「なるほど、そういう考え方もあるな。面白い。知らなかった」と、自分にとっても新しい気づきを得て、新しい世界への扉が開く瞬間は、とても楽しい。受講者の方々に自分も日々学ばせてもらっているような感覚です。先日は、大手企業の部長の方々を対象に、ジョブ型人材制度を導入し、新しい評価制度を浸透していく案件を担当したのですが、たとえば「目標を設定する」というテーマ一つをとってみても、自身のビジョンをどのように描き、自身の覚悟をどのように伝えていきたいのか、受講者にはそれぞれ異なる思いや考え、迷いがあるわけです。当然、そこに唯一の正解はない中で、受講者とともにそれぞれにとっての答えを見出していくわけですが、その過程で部長たちが心に抱く思いや考えを知ることができる瞬間は、私にとっても、得も言われぬ多くの気づきがありました。

そして、やはり受講者の気づきと変化は、何よりの喜びと手応えになります。「自分の視野が広がった」「考える選択肢が増えた」と言われたりすると、心から「よかった!」と思います。一方で、日々そういった場を起こせているかと言われれば、自分はまだまだ道半ばだとも思っています。トレーナーとして自戒の念として思っていることですが、限られた研修の時間だけで、受講者の考え方が180度変わりすべての問題を解決できる、とは思っていません。しかし、「これをやったら、新しい自分に出会えるかもしれない」「明日からの自分に、もっといいことがあるかもしれない」「ちょっと頑張ってみようかな」などと、思ってもらえることはできる。それができると自分も嬉しい気持ちになります。受講者自身にとっても、新しい世界への扉を開く手助けができるようなトレーナーでありたい、と思っています。

RECRUITING募集選考情報

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