コヴィー博士来日特別インタビュー

新時代のリーダーシップの鍵となるのはボイス

森:
その通りだと思いますが、それをうまくやるのは至難の技です。
コヴィー博士:
そうかもしれませんね。鍵となるのがボイス(内面の声)です。それは「自分のありたい姿」であり、才能、情熱、ニーズ、良心の4つが重なる中心にあります。
図2:自分のボイスを発見する
自分のボイスを発見する
コヴィー博士:
リーダーや人材育成担当者は自分のボイスは何かを真剣に考えながら、一方で部下やメンバーが自らのボイスを発見することができるよう、支援しなければならないのです。
森:
「サーバント(奉仕型)・リーダーシップ」という言葉がありますが、同じような意味でしょうか。
コヴィー博士:
その通りです。それぞれのメンバーが、自分のボイスは何かを見極めることができれば、特定の上司にだけいいところを見せようという考えを捨て、組織全体、企業全体に貢献したいと心の底から考えるようになります。世界は狩猟採集社会、農耕社会、そして産業社会を経て、今は知識社会となっています。産業社会は決められたことを効率的にこなせば高い成果を出すことができました。そのために必要なのが上からの監視や管理でした。知識社会になると創造性や独創性が尊ばれるようになり、働く人自身のモチベーションが非常に大切になりました。監視や管理が不要になったのです。リーダーシップの定義が監視や管理を行うことではなく、メンバーを動機づけ、潜在能力を十全に発揮させることに変わったのです。
森:
そうしたリーダーシップの定義が変わったことに関して、日本企業の認識はまだ低いのかもしれません。最近の日本企業ではダイバーシティも大きなテーマの一つです。また、組織における女性活躍にも取り組んでいます。これに関しても「7つの習慣®」が大きな示唆を与えてくれるのではないでしょうか。
コヴィー博士:
おっしゃる通りです。リーダーには、部下を筆頭とし、さまざまな関係者に対する情緒面の気配りが不可欠です。そういう意味では、女性がリーダーとしても十分に活躍できる場があると私は思います。
森:
その言葉は、私をはじめ、女性たちに勇気を与えてくれます。
コヴィー博士:
人間にはそれぞれ強みがありますが、「7つの習慣®」は、それぞれの強みにフォーカスし、その相乗効果の実現をもたらす考え方です。ソプラノ、アルト、テノール、バスの絶妙なバランスで構成される素晴らしい合唱団のように。さらに言えば、「7つの習慣®」は、そうした強みを発揮させるだけではなく、弱みを補完させる考え方でもあるのです。

» 人生をクレッシェンドに生きる

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