7つの習慣

Covey Network News 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ コヴィーグループ発行

第61回 コラム

上司が支える女性の活躍〜意欲向上の鍵を握る上司層へのアプローチ〜

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
ソリューション統括部 企画開発部
コヴィーグループ
深見 恵理
■女性の活躍推進を成功させるキーマン

前回コラムに引き続き、女性の活躍促進を取り上げます。
これまでのコラム(第58回第60回)では、女性社員を対象とした施策例をご紹介してきました。しかし、活躍推進を考える上で働きかける対象は、女性社員本人だけなのでしょうか。本人の意欲が醸成されても、周囲の人間や環境が彼女を圧迫してしまえば、施策の効果は半減します。
今回は、女性の活躍促進のキーマンである“上司”に対するアプローチ事例をご紹介致します。

■なぜ女性が活躍するには“上司”へのアプローチが効果的なのか

女性社員本人への働きかけは必然ですが、そもそもなぜ彼女達の上司層に対してもアプローチが必要なのでしょうか。これまでのコラムでもお伝えしたように、女性社員は会社や上司からの期待といったMUSTや、期待に応える自信といった範囲を拡大することで、主体的なWILLを持てるようになる傾向があります。つまり、上司とは女性社員に対して期待を与える存在であり、できることを拡げる機会を与える存在でもあるのです。期待や機会を適切に与えるには、個人をよく知り、見合った仕事を付与し、時に見守り時にフォローする…といった部下育成のPDCAサイクルを一人一人に対して回していく必要があります。
上司の方へのアプローチは、自分が今後の女性社員の活躍を左右する存在であることを認識してもらい、かつ、部下に向き合い育てる覚悟を持っていただく意味で効果的と言えるのです。

■上司が女性社員と同じ研修を受けることで生まれる変化とは

女性社員に限らず、上司が部下と向き合う上で、非常に大切になるのが日々のコミュニケーションです。コミュニケーションを深めなければ、そもそもの人となりや価値観も見えません。パーソナリティが見えないまま、表面的なコミュニケーションだけで状況を回そうとしても、彼女達の考えていることは正しく掴めません。女性社員にとっても、コミュニケーションを深めにくい職場環境では、上司からの期待を正しく理解することも難しく、自分の意思を本音で伝えるのもはばかられてしまいます。そこで私達は、上司の方にも女性社員と同じ内容の研修を受けていただく施策を推奨しています。立場の異なる2層が同じ体験をすることで、研修の考え方・フレームが共通言語となり、会話が促進されます。また、講師という第三者がお互いの声を吸い上げて伝えることで、双方のものの見方や感じ方を理解しやすくなります。
つまり、上司の同一研修受講は、女性社員とのコミュニケーションを活性化させ、相互理解の第一歩へつながるのです。

■実際、職場はどう変わったのか

ある企業(仮称:C社)では、「7つの習慣アソシエイツ」という研修を女性社員と上司双方に受講いただきました。上司の方には女性社員と同じフレームで、行動を振り返っていただくことを目的とし、「7つの習慣」のパラダイムで上司としての自分を内省し、女性部下の立場にたって自分の行動を見つめ直していただきました。
結果としてまず研修終了後、上司の方から以下のような気づきが挙げられました。
・女性部下のことをよくわかっている(つもり)で接していた
・日頃感じる女性部下とのコミュニケーションギャップが、感情移入の傾聴ができていないことに起因していた
・上司が責任を担保することで、女性部下に安心して改善に取り組んでもらえると思った
数ヵ月後経過をお聞きすると、C社のご担当者の方は「上司と女性部下が同じ研修を受講したことで共通言語が生まれ、相互理解も促進したように思える」と評しており、ゆっくりと、でも確実な変化が職場にもたらされているようでした。
上司の上長達も、
・メンバーと面談を実施し、目標進捗状況について確認助言を実施している
・メンバーとの接点・傾聴を増やしているように見える
・コミュニケーションを重視し、一人一人の意見をしっかり受け入れ、一緒に解決策を話しあっている
など、変わり始めた上司と女性部下のコミュニケーションを好意的に見守っています。女性の活躍促進を目指されるならば、キーマンとなる“上司”へのアプローチ施策も合わせてご検討いただくのは如何でしょうか。

 

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*本プログラムは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズがフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社より販売を委託されているプログラムです。
*本プログラムは、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の講師が担当します。
*7つの習慣® 他商品名は、米国フランクリン・コヴィーまたはフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の登録商標です。

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