7つの習慣

Covey Network News 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ コヴィーグループ発行

第52回 コラム

「7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0」 フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社 取締役副社長 日本版開発責任者 佐藤 亙氏 インタビュー 【後編】

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
ソリューション統括部 コヴィーグループ
深見 恵理
■日本版プログラム独自の工夫とは

今回のコラムは前回に引き続き、「7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0」の日本版開発責任者 佐藤 亙氏へのインタビューです。

森:リニューアル後の研修をリリースするまでにも、紆余曲折があったのではないでしょうか。

佐藤:苦労という苦労ではないですけど、大きく工夫した点があります。
それは、アメリカ主導で制作したプログラムを、日本のカルチャーに合わせていくことです。というのも、日本とアメリカでは受講者の学ぶ姿勢に違いがあるのです。
たとえば、「『主体的である』とはどういう意味ですか?」と質問したとします。アメリカの場合は、発言すること自体をよしとする文化なので、みんなが手をあげて答えようとします。「積極的ということだと思います」や「自分で責任を取ることだと思います」など、いろいろな発言が出てくるのです。
でも、日本の場合そうとは限らない。自分の意見や思いを素直に発言することよりも、「正解を探す」「もっともらしいことを言う」ことに神経を使ってしまう人が少なからずいます。だから、オープン過ぎる質問ではあまり手が上がりません。
こういった背景から日本の場合は、「主体的であるというのは“どういうイメージ”ですか?」と、正解のない質問に言い換えたほうが、積極的な発言が期待できます。こうした工夫を随所に盛り込みました。

森:なるほど。日本人の特性に合わせることで、受講者の発言機会を増やしているということですね。

佐藤:おっしゃる通りで、かなり受講者参加型の研修にシフトしています。徹底的に考えて、アウトプットしての繰り返しなので、受講者のみなさんは脳みそが疲れると思います。でも、そのくらいしないと自分を変えるのは難しいのです。


■ファシリテーター(講師)も進化する

森:研修の内容が変わることで、ファシリテーター(講師)の皆さんも苦労されたのではありませんか?

佐藤:最初に本部からプログラムが送られてきたときは、受講者の思考と感情をどう導こうとしているのか、私たちですら読み取ることが難しいものでした。

これまでの「7つの習慣」プログラムでは、最初にビデオなどで概念をイメージさせて、考え方を教えて、実践に導くという流れだったのですが、新しいプログラムでは問いかけからスタートします。いきなり”実践”を意識していただくのです。そして、その後もプログラム内で”実践”を繰り返し、最後の最後でお手本を見せる…という非常にドラマチックな展開になっています。このプログラム構造を理解するのには時間がかかりました。

リニューアル後のプログラムでは、受講者に習慣の効果性を深く腹落ちさせて、行動を変えることをねらいとしていますが、当然のことながらファシリテーターが習慣を日々実践できていなかったら、何も伝えられないですよね。だからこそ、研修を運営する私たちにも習慣の実践が必要だったわけです。

新しくなった「7つの習慣」プログラムを実施するにあたり、ファシリテーターにもパラダイムシフトが求められます。大変かもしれませんが、これも価値ある苦労と呼べるのではないでしょうか。

■「7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0」の受講対象者とは

森:受講対象者としてはどんな方をイメージされていますか?

佐藤:想定している受講対象者は基本的にこれまでと一緒です。(※注:「7つの習慣」プログラムは、新入社員から役職者まで全ての方を受講対象者としています。)誰が受けても効果を期待できます。

もしも、人事開発担当者の方から「誰に受講させるべきですか?」と質問されたら、「社内に影響を与える人からはじめましょう」とお伝えしています。それは中間管理職かもしれないし、部門長が選抜して決める企業もあるかもしれません。企業によって、想定される「社内に影響力を与える」方は異なるので、私達が明確に対象者を指定するというよりも、研修を企画する人材開発担当者の方にご検討いただいています。

■「自分を変えたい」という想いに応える

森:最後にあらためて「7つの習慣」の研修プログラムの魅力を教えてください。

佐藤:私たちの目的は「企業のカルチャー」を変えるお手伝いをすることです。どの企業にも企業カルチャー(文化)があると思いますが、企業カルチャーというのは個別の知識やスキルを指すものではないですよね。社員の大多数が持っている思考や行動の習慣が、カルチャーを作っていくのだと思います。

私たちは、それをより素晴らしいものにするためにお手伝いしたい。

「7つの習慣」は、誰もが納得する原理原則を体系化したOSですから、ここを鍛えれば間違いなく企業全体の底上げにつながります。習慣が定着するまでやり続ければ、素晴らしいカルチャーの土台を築くことができるでしょう。

受講者個人に対しては「自分を変えられる研修」であることを伝えたいです。たとえば、Excelのマクロを習得するためには、市販の参考書を読むとか身近に解決策がありますよね。一方で「自分を変える」となると、方法論を容易に見つけることはできないと思います。でも、「7つの習慣」で学べば、少しずつ変えることができるのです。

まだ「7つの習慣」をご存じない方にも、ぜひ自分が変わる感動を味わっていただきたい。そして、新たな人生をスタートするきっかけにしてほしいですね。

 

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*本プログラムは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズがフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社より販売を委託されているプログラムです。
*本プログラムは、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の講師が担当します。
*7つの習慣® 他商品名は、米国フランクリン・コヴィーまたはフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の登録商標です。

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