7つの習慣

Covey Network News 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ コヴィーグループ発行

第十九回 コラム

第五の習慣「理解してから理解される」その3

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
営業企画部 コヴィーグループ
森 良枝
■コミュニケーションを妨げる障壁のひとつ、それは「自叙伝的な反応」です

     “あっ、ちょっとこの考え方使えるな”、と思ったら・・・
    ぜひお仕事やプライベートなどで活用してみてはいかがでしょうか?

■コミュニケーションとは

コミュニケーション(会話)とは、言葉のキャッチボールです。
野球のキャッチボールではストレート、カーブ、フォークなどいくつかの球種(スタイル)があります。
言葉のキャッチボールにおいても、「助言する」「探る」「解釈する」「評価する」といった4つのスタイルがあり、これらを総称して「7つの習慣」では「自叙伝的な反応」と表現しています。



■自叙伝的反応とは?

自分の過去の経験や価値観に照らし合わせて、良い、悪いと評価したり、私の考えと同じだから支持する、違うから支持しないと、自分が経験した自叙伝というフィルターを通しながら相手の話すことに反応することです。

■<ある職場での上司と部下の会話例>

部下「最近仕事が溜まる一方で、いくら頑張っても満足感を得られず、成果も出せなくて・・・。本当にこのままでいいのか・・・。周りにも迷惑をかけているんじゃないかと心配で・・・。休みも取れないしボロボロですよ。」

部下の発言に対して

上司A「仕事のやり方を見直してみたらどうなんだ?アシスタントに仕事を任せたっていいんだぞ!」

上司B「何だ?ストレス溜まってるみたいだな、嫁さんと旨くいってないんじゃないのか?」

上司C「私だってそんな時代があったよ。それを乗り越えればまたやる気が起こるから大丈夫だよ!」

上司D「そんなことで、弱音を吐いててどうするんだ!後輩にも悪い影響を及ぼすぞ!」


上司Aの場合=「助言する」
部下の仕事の進め方に対して、すぐに「助言」しています。手っ取り早い解決策を提示しているだけです。この上司はおそらく周囲に仕事を振ることで、楽になった経験があるのかもしれません。

上司Bの場合=「探る」
仕事とはまったく違うところで「探り」を入れています。興味関心の範疇でしかない事情聴取かもしれません。ひょっとしたら、上司自身が家庭内不和で仕事に影響をもたらしたことがあったのかもしれません。

上司Cの場合=「解釈する」
部下は単なる壁にぶち当たっているだけだと「解釈」しています。自分の経験を押し付けています。今と昔はビジネス環境も様変わりしているのに、やればできる!の一辺倒上司だと部下は辛いですね。


上司Dの場合=「評価する」
部下の弱音に対して、甘えるなと、「評価」を下してます。そしてその先はお説教につながります。本人の気持ちよりも、周囲に関心が向いてしまっている上司のようですね。



このような上司A〜Dは少々極端かもしれませんが、日常の私たちも似たような会話をしがちではありませんか?
部下は、仕事に自信をなくし、不安を抱えながら思い切って上司に相談してきたのです。そんな時、上司は部下の真意を理解せずに、手っ取り早く自分自身の経験や価値観に照らし合わせて言葉を返しています。部下は上司に相談して良かったと思えるでしょうか?

■感情移入の傾聴

その人の話す言葉の知的内容だけを捉えていたら、単なる言葉のやり取りに過ぎません。感情移入の傾聴とは、その言葉にこもっている感情や情緒を汲み取りながら、耳と目と心で相手を受け入れてあげる行為です。極端な言い方をすれば、言葉を返してあげなくてもよいのです。うなずくだけでもよいのです。
相手は自分のことを大切に思ってくれていると思えれば、次第に自分自身を洞察できるようになるのです。そしてやっと4つの「自叙伝的反応」が機能し始めるのです。

部下が「どうしたらいいのでしょうか?」と尋ねてきたら「助言」してあげればいいのです。もっと理解したいという気持ちが伝われば「探り」も「解釈」も部下の心の整理に役立ちます。そして「評価」されたとしても、素直に受け入れることができるのです。



■皆さん、ちょっとここでご自身について考えてみてはいかがですか?

          「心のポーズボタン 自叙伝的な反応編」

          質問 皆さんは「助言する」「探る」「解釈する」「評価する」、いずれのタイプですか?

 

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*本プログラムは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズがフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社より販売を委託されているプログラムです。
*本プログラムは、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の講師が担当します。
*7つの習慣® 他商品名は、米国フランクリン・コヴィーまたはフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の登録商標です。

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