7つの習慣

Covey Network News 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ コヴィーグループ発行

第二回 コラム

「パラダイム転換」とは?

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
HRDソリューションBU コヴィーグループ
森 良枝

■「パラダイム転換」とは?

我々の直面する重要な問題は、それを作った時と同じ考えのレベルで解決することはできない
−アルバート・アインシュタイン−
前回は「7つの習慣」の全体像をご紹介しました。今回から具体的な中身を一つ一つ、段階的にご紹介します。
“あっ、ちょっとこの考え方使えるな” と思ったら・・・
ぜひ、お仕事やプライベートなどで活用してみてはいかがでしょうか?
私たちは、長年の経験に基づいた価値観や考え方、行動を変えることはそう簡単にできません。特に成功体験を積んでしまうと、なかなかそのやり方から脱却するのは難しいものです。取り巻く環境の変化を常に認識していながらも、「以前にこのやり方でうまくいったから、今回も同じようにやればうまくいくはずだ!」と考えがちです。でもやすやすと期待する結果を手にすることができないのが混沌とした今の時代です。
今回は環境変化を認識し、より良い結果を手にするためのアプローチを、「7つの習慣」で提唱している「変化のサイクル」(図参照)に沿ってご紹介します。

ニーズ
結果
行動
システム
パラダイム

: 利害関係者のニーズ
: 現在得ている結果、状況
: 結果を生み出している行動
: プロセス、仕組み
: ものの見方、考え方

組織変革の考え方:パラダイム転換
まず、皆さんが周囲から期待されていること(つまり『ニーズ』)はどのようなことでしょうか?
その『ニーズ』に十分に応えられているでしょうか?
応えられていないとしたら、そのギャップを「問題」と定義します。その問題を解決する為の最初のアプローチは『行動』です。つまり『行動』を変えて良い結果を生み出そうとします。でも『行動』を変えることはなかなか難しいですよね。次のアプローチは『システム』です。『システム(仕組み)』を入れることで行動も変わってきます。日本にQC活動を普及させたデミング博士は言っています。「組織の抱える問題はシステムを変えることで94%は解決する。しかしより大きな変化をもたらすには、『パラダイム』に働きかけなければならない」と。『パラダイム』(=ものの見方、考え方)に働きかけるのが3番目のアプローチです。最初にこの概念を生み出したのは科学哲学者のトーマス・クーンで「全ての有意義な突破は古い考え方の否定に始まる」(著書『科学革命の構造』)と言っています。遠い昔、それまで信じられていた天道説に対して、天文学者コペルニクスが唱えた地動説のエピソードもその有名な一例です。
ちょっとおかしな話ですが中世時代のヨーロッパでは病気の原因(=パラダイム)は悪霊だと信じられていました。そこから生み出されたシステム(治療方法)は悪魔払いです。しかし、病気は一向に治らない。さて・・・、中世の人々はその後どう考えたでしょうか? 「ひょっとしたら悪霊ではないかもしれない」とパラダイムを疑ったでしょうか? いいえ、祈りが足りないから治らないのだと、日夜問わず熱心に悪魔払いを続けたのです。人は自分のパラダイムを疑うことをなかなかしないものです。
パラダイム転換はそれまで見えていなかった新たな視点をもたらします。柔軟な発想でこれまで見えていなかったことを、“ああ、そういうことだったのか”と受け入れることができるのです。
皆さん、ここでちょっと日常を振り返ってみてはいかがですか?
「心のポーズボタン/パラダイム転換編」

質問

1

  今、皆さんが直面している問題は何ですか?

質問

2

  その問題はどのようなパラダイムから起こっていますか?

少しだけ別の視点で眺めてみてはいかがでしょうか? 新たな解決の糸口がそこに見えてくるかもしれません。
 

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*本プログラムは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズがフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社より販売を委託されているプログラムです。
*本プログラムは、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の講師が担当します。
*7つの習慣® 他商品名は、米国フランクリン・コヴィーまたはフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の登録商標です。

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