7つの習慣 3人の証言:導入事例のご紹介

「3人の証言」とは、各プログラムをご受講いただいた受講者、導入のご担当者、ファシリテーターの声です。今後、順次ご紹介していきます。

  • 受講者の声
  • 導入ご担当者の声 JA新いわて様
  • 社内ファシリテーターの声

社内ファシリテーターの声

社内ファシリテーターインタビュー 三菱電機株式会社 前川 隆昭様

「Changes for the Better」をコーポレートステートメントに掲げ、常によりよいものをめざし変革を続ける三菱電機株式会社。そんな同社が次期リーダー候補養成のためのコースに「7つの習慣」を導入した理由とは?次期リーダー候補養成コースの責任者であり、「7つの習慣」の社内ファシリテーターも務める前川隆昭さんにお話をうかがいました。

「人格主義」に基づく技術者の育成−三菱電機に息づく伝統

当社にはかつて、技術者の次世代リーダー育成を目的とした「工学塾」というものがありました。基幹技術・知識の習得がメインではありますが、同時に三菱電機が大切にしている「人格主義」に根差したエッセンスも盛り込んだ内容です。それは、学んだ技術やスキルを十分に活用するためには、ものごとの考え方や課題への取り組み方、上司や部下との関わり方などを身に付け、人格を高めることがリーダーとして必須のことだと当社は考えていたからです。近年はビジネス領域も拡大し、技術も多様化していますので、「リーダー育成教育」もソフトウェアとハードウェアに専門を分けて実施するようになりましたが、人格形成を重視している点は今でも変わりません。

現在、私が担当する「ソフトウェアプロジェクトリーダー育成コース」は、ソフトウェアの開発プロジェクトを、QCD(品質、コスト、納期)を確保しながらマネジメントできる次期リーダー候補の養成を目的としたコースです。受講者は各部門長の推薦を受け選抜された25〜30名。リーダーとして備えるべき各種知識、考え方、行動様式、実践スキルを約6か月の集合研修にて学びます。コースの総仕上げは、受講者たちが抱える事業上・プロジェクト推進上の課題に対し、コースで習得した技術や考え方をもとに改善プランを提言すること。そして、提言書に基づき、1年間かけて実際に現場で課題に取り組み成果を上げることです。私たちは、このコースで受講者が一番初めに学ぶ必須のものとして「7つの習慣」を位置づけています。

主体的な学習姿勢を生み出す「7つの習慣」

この「ソフトウェアプロジェクトリーダー育成コース」に参加しているのは、社内の各所でソフトウェア開発に励んでいる優秀な社員です。皆、自分の技術には自信がある。しかし、それだけではうまくいかないことも実感しています。社内で最も多忙であろう彼らですが、上からは叩かれ、下も思うように動いてくれない・・・そのような状況であることも少なくありません。葛藤したり、周りの人間や環境について不満に思ったりする気持ちも多々あるでしょう。しかし、そのような状態のままでは、いくら新しい知識・技術を学習しても、素直に「これを取り入れよう」「自分のこの部分を改善しよう」という気持ちにはなりにくい。コースの初めに出会う「7つの習慣」には、自分のできることに集中して、自らを変えていくことから始める――というメッセージがあります。まず、このメッセージを受け止めてもらうことで、コース全体の主体的な学習姿勢を作り出しているのです。

また、「7つの習慣」によって、技術の講座の理解が深まるというメリットもあると考えています。たとえば、品質の向上に力を注ぐことが、長期的にはコスト削減につながり、やがては納期の短縮にもつながると言っても、はじめはピンとこない人もいるでしょう。でも、「予防」はトラブル対応のように緊急かつ重要な事柄ではありませんが、優先的に取り組むことで不測の事態が起こるリスクを軽減できます。このように、ものごとの捉え方をわかりやすく整理している「7つの習慣」のフレームに照らして解説することで、受講者も「なぜこれを学ばなければいけないのか」を自然と理解することができ、コース全体における学びも進みやすくなるのです。

確実な成長・成果の土台となる“考え方”を学んでほしい

「7つの習慣」の後、プロジェクトマネジメントや要求分析などの専門的な講座を半年間受け、その後コースの集大成として、受講者は自分の職場におけるプロセス改善や、プロジェクトマネジメント上の課題の提言を行います。そして、その提言内容を職場で1年間実践します。つまり、職場ですぐに自分の成長や、業務の成果が問われるわけです。すべてがコースを受講したことによる成果だと言えるわけではないと思いますが、上長へのアンケートでは、多くの受講者が提言の実践をおおむね達成し、それぞれに成果をあげているとの評価を受けています。そして、1年後には、受講者の大多数はリーダーやサブリーダーへと役割を転換しているのです。

コース終了後、しばらくして受講者にヒアリングすると、「自分の成長を感じた」「部下に対する取り組み方が変わった」「QCDに対する自分の意識が変わった」というコメントとともに多く出てくるのが、「「7つの習慣」が一番心に残っている」という声です。私が今までに一番変化を感じ、印象に残っている受講者は、ある30代の女性社員でした。彼女は研修前、職場で「自分のチームには、新人ばかりあてがわれている」とただ嘆いていました。それが、1年の職場実践を経た成果発表会のときには、私たち研修講師や上司を前に「人を育てることが私の喜びです」と胸を張って語るようになっていたのです。何が彼女を変化させたのか、その理由を一つに絞ることはできません。対応スキルを得たことで、また、さまざまな考え方に触れたことで、自分が期待されていることを受け止め、ものごとの捉え方が変化したのかもしれません。私はそのエピソードを、彼女が自分のできること(影響の輪)に集中して取り組み続けた結果、視界が広がり、部下の成長に関心を持てたのだ、ととらえています。そしてこのことを彼女が実践できたのは、「7つの習慣」からの学びが大きかったと考えているのです。

「7つの習慣」を通じて“Changes for the Better”の意味を伝えたい

「ソフトウェアプロジェクトリーダー育成コース」は、まもなく20期を迎えようとしています。毎期多忙な参加者に参加してもらうからには、それだけの価値を提供したい。せっかくこのコースに参加したのであれば、その後もリーダーとして活躍していってほしい。そんな思いを持って、改善を繰り返しています。このコースの中で私が「7つの習慣」に思いを込めているのは、私自身の経験によるところが大きいかもしれません。実は私も、受講者と同じ年代の頃、大変厳しい上司の下で働いた経験があり、毎日のように浴びる罵声にプライドを傷付けられ、うまく仕事がはかどらないのも環境や上司のせいにしていました。そんな時、私はふと立ち寄った書店で、「7つの習慣」に出会ったのです。そこには私と全く同じような境遇の人物が、自分を変えて苦難を乗り越える姿が描かれていました。思わず、読みながら熱いものがこみ上げてきました。その後、私は目の前にある自分ができることに集中するようになり、厳しいだけだと思っていた上司の信頼を得ることにもつながりました。

これまで、私と同じように、「7つの習慣」を知ることで、新しい気づきを得、前向きに進化する社員をたくさん見てきました。そして今後は、「ソフトウェアプロジェクトリーダー育成コース」の受講者だけでなく、全国で働く事業部門に「7つの習慣」を展開できたらと考えています。当社のコーポレートステートメント「Changes for the Better」は、よりよいものに向かって常に変革していこうという意思表示です。BestではなくBetterとしているのは、我々が取り組む改善には終わりがない、という思いからです。そして、その考えは「7つの習慣」と通じるものがあると思っています。「7つの習慣」の1つひとつを自分のものにすることで、「Changes for the Better」を実践していることになると考えているのです。社員一人ひとりが現状に満足せず、常に先をみて主体性を発揮し、顧客や株主などステークホルダーの皆様とWin-Winの関係を維持・向上させていく・・・その実現に向けて、私自身もたゆまぬ改善に取り組んでいきたいと思っています。

  • 受講者の声
  • 導入ご担当者の声 JA新いわて様
  • 社内ファシリテーターの声

COVEY メールマガジン登録

導入事例やコラム、セミナー案内など「7つの習慣®」情報が満載! メルマガ登録・サンプル確認はこちらから

今すぐ登録する

Page Top