7つの習慣 3人の証言:導入事例のご紹介

「3人の証言」とは、各プログラムをご受講いただいた受講者、導入のご担当者、ファシリテーターの声です。今後、順次ご紹介していきます。

  • 受講者の声
  • 導入ご担当者の声 JA新いわて様
  • 社内ファシリテーターの声

社内ファシリテーターの声

社内ファシリテーターインタビュー 株式会社ツムラ 高島 豊様

教育投資を最大化するための、社員ひとりひとりに効く刺激

7つの習慣」との出会いは1996年でした。管理職に昇進し、人材開発部という新しい部署の課長になった直後です。「教育体系を一から作り直してくれ」と当時の人事部長に言われ、それまでの研修プログラムを全部ご破算にしました。

重要なのは「何を教えるか」より、「どんな人が教えるか」だと思っていました。難しいことを難しく教える人、いますよね。そういう人は御免こうむりたい、内容は別にして、難しいことを簡単に、面白く教えてくれ、しかも聴いていて楽しくなる、教える技術を持った講師を探そうと思いました。年間100日以上は社外でいろいろな研修を聴講していたと思います。その中で、最も琴線に触れたのが「7つの習慣」だったのです。

当時の研修というのは、仕事と同じようにきちんとスーツを着て教室に入り、講師の話を行儀よく聞く、というスタイルが一般的でした。講師の人も、仰々しく先生と呼ばれ、椅子に座って坦々と話をするといった、つまらない大学の講義のような内容が多かったのです。そういうのが嫌いで、「自分ならもっと面白く工夫できる。そもそも、お客さんの前で座って教えるなんてことは絶対しない」とずっと思っていました。

飴やクッキー、CDにビデオ、こういう研修もあったんだ!

「7つの習慣」を最初に受けに行った時のことです。「ラフな格好で来てください」と案内状に書いてあったんです。でも当時は「ラフ」と言っても、先ほどのような事情ですから、「どうせ建前を書いてあるんだろう」としか思いませんでした。それでいつも通りにスーツを着て行ったら、たまたま講師の人に注意されたんです。3日間の通いの研修だったものですから、「明日はもっとラフな格好で来てください」と。「服装に本当に文句をつけられた!」と、その時はすごく頭にきました。

さらにびっくりしたのが、コーヒーや飴、クッキーが山ほどおいてあって、好きに飲んでいいし、食べていいというスタイルです。講義の間、どんな格好で聴いていてもかまわない、トイレに行ってもいい、タバコを吸ってもいいという、とにかく自由な雰囲気にびっくりしました。

当時の私の頭は、固い人事の考えで凝り固まっていましたから、「こんないい加減なやり方なら、中身は大したことないはずだ」と思ったのですが、実際に受けてみると、私の予想は大きく裏切られました。川西茂さんという、当時のコヴィー・リーダーシップ・センター・ジャパンの社長が講師でした。当時の私は「研修の受講者は最大20人までだ。それ以上、増えると講師のハンドリングが難しくなる」と思い込んでいたのですが、川西さんは150名もの受講者を自分の話に惹きつけ、熱心に聞き入らせていたのです。

驚いたことはまだありました。ポピュラー・ミュージックのCDをかけたり、ビデオを見せたりして、受講生を全然退屈させないんです。こういうやり方は今でこそ当たり前になっていますが、当時は極めて斬新でした。しかも大きなビデオ・スクリーンが3つも4つもあるんです。感動しましたね。研修というよりはエンターテイメントの感じでした。

もちろん内容も大変ためになりました。例えば、お互いの人間関係を銀行口座にたとえて、コツコツと貯金していかなければ信頼関係は生まれないという「信頼残高」という考え方があって、それが私には特に印象に残りました。こういう概念は自分の経験則にあったことですが、それを「信頼残高」という概念で明解に説明されると非常に納得が行きました。これは今もすごく役立っていますし、「7つの習慣」研修の講師をやる場合、特に若い人たちには「人間関係を築く最重要キーワードだ」と言って教えています。

社内の猛反対を説得、第一期生を伝道師に

導入を決めた理由は簡単です。自分がこれだけ楽しいんだから、他の人も楽しいに決まっている、ということです。ところが、最初は社内で猛反対にあいました。「七つの習性?そんな訳のわからないものではなくて、きちんと管理職研修や支店長研修と銘打ったものをやりなさい」「費用対効果が見えない。これをやったら、いくら売上げが上がるんだ」などと散々、言われました。

でも、めげませんでした。当時、説得を試みた先輩方の中に、興味を示してくれた人がひとりいたんです。その人を味方につけて、とりあえず公募型で1回きり、という約束で導入しました。1997年のことです。こんな楽しくてためになるものはない、一回やれば絶対成功すると確信していました。

私はもともと営業出身で、新社員研修を人事から頼まれて何年か手伝っていたことがあるんです。いわば“教え子”がいっぱいいるので、彼らに声をかけました。そしたら、20人募集のところに何と300人ぐらいが手を挙げてくれた。この時点で、「もう大丈夫だな」と確信しました。1回目をやったら、案の定、大成功でした。あとはこの貴重な一期生をどう活用するかだ、と思い、研修が終わったあと、30分ぐらい時間をもらい、「職場に帰ったら、このセミナーがどんなものかを必ず伝えてほしい。いいところだけを言う必要はない、悪いところも含め、感じたこと、思ったことをありのままに語ってほしい」と、彼らに訴えたのです。彼らは大きく頷いてくれました。

こうして、一期生たちが熱心な伝道師になってくれて、ある営業所では有志による勉強会が開かれるほど。彼らの思いが次々に社内に広まり、その後の爆発的な人気に結びついていったんです。

“忙しいのに研修なんて”から“なぜこの研修を受けさせてくれないのか”へ

それまでは、研修と聞くだけで、「この忙しい時期に何だ」と文句ばかり言っていた社員たちが、「7つの習慣」を入れて5、6年経つと、「なぜ私にはこの研修を受けさせてくれないのですか」と人事に詰め寄るようになった。「7つの習慣」を学び、その内容通りに、社内で主体性を発揮してくれた当時の若手たちのおかげです。

導入前に、「会社の風土を変えたい」という気持ちはあったんですが、「仕事に役立つ」とか「会社そのものを変える」という実利的な効果はほとんど期待していませんでした。何百万円単位の投資で、会社が変わるぐらいだったら、どこの会社もやっていますよ。ただ、強く思っていたのは「個人を変えたい」ということでした。「7つの習慣」が、そのための、強いきっかけになればいいと思っていました。

私は教育とは投資であると考えます。それも、リターンがどう出るかわからない、非常にリスクの高い投資です。教育担当者はそのために、効果的な刺激を作り出さなければならない。「7つの習慣」はまさにその刺激の最たるものかもしれません。

ツムラでは「7つの習慣」は今では公募型ではなく、階層別研修の一部に組み込まれています。総計約600名、全社員の約3割が受講済みです。私は資格を取得し、5年前から社内講師をつとめているのですが、その評判はクチコミで伝わっており、初対面の受講生から「楽しみにしていました」「去年、受けた先輩がよろしくと言っていました」などと、よく言われます。同じ内容がこれだけの規模で共有されると、間違いなく、ツムラが「学習する組織」になるための大きな下支えになっているでしょう。

「7つの習慣」にはすべてが体系化され入っている

「7つの習慣」のどこを評価するか、と言われたら、多岐にわたる、いろいろな概念が含まれている点でしょうか。受講生も異口同音に「経験則で何となくわかっていた、当たり前のことを、これだけ体系化して説明してもらったのは初めてだ。非常に腑に落ちた」と言いますので、同意してくれるでしょう。これがたぶん、「7つの習慣」の一番正しい理解だと思います。

つまり、人それぞれ琴線に触れるところは違う。それだけの豊かな内容を体系づけて説明しているんですね。

人材育成の分野でも、最近流行りのコーチングをはじめ、いろいろな新しい概念が出てきます。私自身、そういう専門家の話を聴く機会が人一倍多いわけですが、最近気づいたのは、「結局、言われていることは一緒だ」ということ。つまり、「7つの習慣」のある部分を拡大解釈している話ばかりなんです。極端なことを言えば、「7つの習慣」で全部、説明ができてしまう。これには困った副作用もあって、新しい概念が出てきても、「これは第二の習慣を引っ張ってきたんだな」とか、あまり響かなくなってしまいました。『7つの習慣』(キング・ベアー出版)を著したコヴィー博士はやっぱりすごい人なんでしょう。

部下二人の人間関係がすごく悪い時期があったんです。ひとりは新人の女性、もうひとりは、ベテランの男性。どちらも非常に優秀な人材でした。ところが、そのふたりが私の下で一緒に働くようになって、ことあるごとに衝突するんです。年上の男性社員のほうが「彼女は俺のことをなぜ理解してくれないんだろう」と私に訴えるようになりました。

ある日、その男性社員に、何も言わずに「7つの習慣」の公開コースの参加票を「行ってこい」と手渡したんです。「いや、仕事がありますから」と言うから、「俺が全部やるから行ってこい。ただし帰ってきたら感想を聞かせろよ」と強制的に送り出した。優秀な人間なので、「受講すれば気づくだろう」と思っていました。

そしたら翌週、開口一番、「高島さん、わかりました。相手のことを理解してはじめて相手から理解されるんですね。僕は彼女に対して、まるっきり、逆の態度でした」と言ってくれた。「それに気がつけばいいんだ」と私も非常に嬉しかった。それからふたりは、非常にいい関係で仕事をしてくれるようになりました。

まったく新しい人生が開けた

私の人生は「7つの習慣」に出会って180度、変わりました。その存在を知らず、これに仕事として関わらなかったら、今の私はないと言っても過言ではありません。非常に生意気で、自分の出世のことしか考えない、嫌な男だった。当時はとにかく仕事一筋で、「俺が偉くなって、給料をいっぱいもらえれば、自分も自分の周りも幸せだろう」という考え方でしたから、プライベートは全然うまくいっていませんでした。出会わなかったら、と思うとぞっとします。何もかもうまく行かず、今ごろ、どうなっていたでしょう。

毎年4月は一年で最も忙しい時期です。睡眠時間も満足に取れない状態で、「7つの習慣」をはじめとした新社員研修の講義を毎日こなさなければなりません。

でも毎年楽しみなことがある。4月1日か3月31日に、沢山の教え子たちがメールをくれるんです。「今年もがんばってください」とか「「7つの習慣」があって今の私があります。高島さん、身体には気をつけてください」というのがいっぱい届くんですよ。何よりも励みになりますね。こういう経験は、昔の自分だったら、絶対に味わえなかったでしょう。私は幸せな男、まさに担当者冥利に尽きます。

  • 受講者の声
  • 導入ご担当者の声 JA新いわて様
  • 社内ファシリテーターの声

COVEY メールマガジン登録

導入事例やコラム、セミナー案内など「7つの習慣®」情報が満載! メルマガ登録・サンプル確認はこちらから

今すぐ登録する

Page Top