人はどうやって経験から学ぶのか

「企業人の学び」の領域をより深く理解し、実践に生きる知恵を得るべく、人が仕事内・外の経験から、何を、どのように学ぶのかを研究し続けています。
仕事外領域への「越境」からの学び
人は労働者である以前に、その人固有の人生を生き、生活しています。人がより全人的に生き、そして、よりよく働いていくために、仕事外領域における経験とのバランスと、学びの循環を探求しています。
また、人は、過去の経験や、過ごしてきた文化によって形成された、狭い前提にとらわれやすい生き物です。仕事外領域への「越境」は、狭い前提から抜け出すヒントを探ります。
機関誌
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2018年8月
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◆レビュー
ワーク・ライフのポジティブな関係性 -
◆視点
ダイバーシティ経営に求められる管理職とは佐藤博樹氏 中央大学大学院 戦略経営研究科 教授
長期視点からのワークとライフのバランスの確保を藤本哲史氏 同志社大学大学院 総合政策科学研究科 教授
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2016年11月
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◆レビュー
越境による学びとそのメカニズム -
◆視点
「越境」は新しい自分になる絶好のチャンス香川秀太氏 青山学院大学 社会情報学部 大学院ヒューマンイノベーションコース 准教授
労働法から見る越境 副業の全面禁止は法的に問題あり島田陽一氏 早稲田大学 法学部 教授
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◆事例
サービスグラント 企業人もNPOの人々もプロボノで異世界と出合う パナソニック 成長、仲間獲得、スキル磨き 自分への見返り豊富な社会活動 サイボウズ 越境を可能にする「100人いれば、100通りの人事制度」
川島高之氏 NPO法人ファザーリング・ジャパン 理事 越境での経験がマネジメント力を高める
論文
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2020年11月仕事とボランティアを越境するプロボノの学び:贈与と交歓を志向する情動的ジョブ・クラフティング
藤澤理恵・香川秀太(青山学院大学) 経営行動科学 第32巻第1・2号 P29-46
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2020年5月プロボノ活動におけるビジネス-ソーシャル経験がジョブ・クラフティングに及ぼす影響−組織アイデンティティとワークアイデンティティによる仲介効果−
藤澤理恵・高尾義明(東京都立大学)経営行動科学 第31巻第3号 P69-84
調査
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2018年10月
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2017年1月
特設サイト
経験から学んだ結果としての持論
働く人の「持論」の研究を、経験から何を、どのように学ぶのかを知るために行っています。「持論」は、言語化でき、個人にユニークで、当人が価値を置くものと定義しています。このような持論の形成過程、持論の特徴、持論活用の仕方、持論の修正・変更などについて、これまでの研究成果をご報告しつつ、より効果的な経験からの学び方について考えます。
論文
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2022年9月転職後の適応に対するプロアクティブ行動と経験活用の効果
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 産業・組織心理学会 第37回大会
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2021年9月若手の主体性を促すマネジメント:管理職の持論を用いた検証
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 産業・組織心理学会 第36回大会
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2020年11月自己確証が態度変容に及ぼす影響
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 日本社会心理学会第61回大会
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2020年9月仕事の経験学習における主体性とメタ認知の役割とは ホワイトカラーの「仕事の面白さ」を高めるための持論を題材として
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 日本心理学会第84回大会
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2019年11月経験からの学習プロセスを検証する 行為内リフレクションと行為に関するリフレクションの実験的検討
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 日本社会心理学会第60回大会
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2019年9月持論形成プロセスの検討−グラウンデッド・セオリーを用いて−
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 産業・組織心理学会第35回年次大会
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2018年9月「持論」の性質の違いが適応に及ぼす影響
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 産業・組織心理学会第34回年次大会
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2017年10月ホワイトカラーにおけるリフレクション尺度開発の試み
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 日本社会心理学会第58回大会
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2017年9月中堅ホワイトカラーの「持論」に関する探索的研究 2
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 産業・組織心理学会第33回年次大会
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2017年9月ホワイトカラーの持論と学習行動が適応感に及ぼす影響
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 日本心理学会第79回大会
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2016年9月中堅ホワイトカラーの「持論」に関する探索的研究
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 産業・組織心理学会第32回年次大会
レポート
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2021年4月
企業のなかにおける経験学習
人は経験によって学んでいきます。一方で、企業のなかには、たくさんの仕事経験があります。時間が限られているなかで、社員に成長させようと考えれば、適切な人に適切なタイミングで適切な仕事経験を付与することが大切であると考えています。ここでは、経験によって成長していった事例研究を蓄積するとともに、企業のなかで、経験学習を促進するための知見や実践を蓄積していきます。
機関誌
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2016年11月
連載
「なぜ大人は若者から学べないのか?(オトマナ)プロジェクト」-
2018年11月第6回 若者による若者の育成論「想定外の未来をつくる!」教育で学校教育を変えていく
石黒和己氏 NPO法人青春基地 代表
中竹竜二氏 日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター -
2018年9月第5回 「かけがえのない自分でありたい」誰しも持つエゴを認めることで、これからの組織と社会を変えていく
今村久美氏 認定NPO法人カタリバ 代表理事
中竹竜二氏 日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター -
2018年3月第4回 自らの原点に回帰してイバラの道に飛び込めば、大人はいつまでも成長できる
加藤洋平氏 知性発達科学者
中竹竜二氏 日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター -
2018年1月第3回 自分自身が学び、成長し続けることで人間力が磨かれる
高濱正伸氏 花まる学習会 代表
中竹竜二氏 日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター -
2018年1月第2回 若者の前線感覚と大人の知見を合わせれば、もっと面白いものが生まれる
高橋俊之氏 立教大学 経営学部 特任准教授
舘野泰一氏 立教大学 経営学部 助教
中竹竜二氏 日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター -
2017年12月第1回 リーダーは学び続けるために弱さをさらけ出そう
中竹竜二氏 日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター
論文
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2023年11月対話による経験学習の促進可能性 ―フィールド実験による検討―
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 産業・組織心理学会 第38回大会
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2021年8月就業前の行動の意識化は経験学習を促進するか
今城志保・藤村直子・佐藤裕子 日本社会心理学会 第62回大会
その他のテーマ
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