クリティカルシンキングとは?その意味やトレーニング方法。社員研修・社員教育のリクルートマネジメントスクール

クリティカルシンキングとは?その意味やトレーニング方法

仕事をしている中で、「自分の意図が部下に伝わらず、期待通りに動いてもらえない」「相手に数値データを持ち出して主張されると、どこかおかしいなと感じても反論できない」と感じ、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。このような悩みは、クリティカルシンキングを身に付けることで解決しやすくなります。今回は、クリティカルシンキングの意味やメリット、トレーニング方法についてご説明します。

クリティカルシンキングについては、以下の研修でより詳しく紹介しています。

◆クリティカルシンキング入門 〜ものごとの本質を見抜くための考えるチカラ〜
クリティカルシンキングとは、感情や意見に流されることなく、客観的に物事を判断しようとする思考プロセスを指します。物事の本質をとらえる考え方といえるでしょう。

クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違い
クリティカルシンキングと類似した概念の一つに、ロジカルシンキング(論理的思考)があります。ロジカルシンキングは、推論を積み重ねて結論を得る思考プロセスのことです。クリティカルシンキングでは論理的な(ロジカルな)正しさだけでなく、物事の妥当性を含めて考えます。
クリティカルシンキングは物事を深く考えるために欠かせない思考法ですが、業務においてどのようなメリットがあるのでしょうか。クリティカルシンキングによって得られる主なメリットは、以下の2つです。

円滑なコミュニケーションがとれるようになる
自分と相手との間に認識のズレが生じていると、コミュニケーションをうまくとることができません。自分の意図を正確に伝えたいという場面で、クリティカルシンキングによって自分の主張に説得力を持たせ、相手の行動を促すことができるでしょう。相手の話を聞くときも、発言の背後にある相手の意図を汲み取りやすくなるため、円滑なコミュニケーションにつながります。

数値データから的確な判断ができるようになる
管理職の場合、担当部署の「売上・コスト・利益」を管理したり、統計データをもとにマーケティング戦略を立てたりする必要があります。クリティカルシンキングが身に付けば、数値データが何を意味するのかを把握し、的確な判断ができるようになります。
クリティカルシンキングを身に付けるためには、日々のトレーニングが大切です。しかし、クリティカルシンキングのトレーニングはどのように行えば良いのでしょうか?

ここでは、簡単に取り組めるクリティカルシンキングのトレーニング方法をご紹介します。

具体的に話すことを心がける
「相手に自分の意図を分かりやすく伝えられない」と感じている方は、普段の会話の中で具体的に話すことを心がけてみてはいかがでしょうか。主語をなるべく省かない、具体例を挙げる、「これ」「あれ」「それ」といった指示代名詞を多用せずに、具体的な名前を出す、といったことを実践してみましょう。

仮説を立てて検証する
クリティカルシンキングは、思い込みを排除して考える思考法ともいえます。自分の思い込みに気づくためには、仮説・検証のプロセスを繰り返すことが効果的です。ロジカルシンキングのフレームワークを活用して、仮説から結論を導くだけで終わるのではなく、導かれた結論が妥当であるかを検証することによって、仮説(思い込み)の誤りに気づけるでしょう。

事実と意見を区別する
事実とは「実際に起こった事柄」、意見とは、「ある問題に対する考え」です。例えば、「○○分野は今後成長が期待できる有望市場である」というのは意見であり、人によって受け止め方が異なる可能性があります。相手が事実を話しているのか、それとも意見を述べているのかに注意しながら話に耳を傾けることは、クリティカルシンキングの良いトレーニングになります。
今回は、クリティカルシンキングの意味やメリット、トレーニング方法などをご紹介しました。物事を客観的にとらえるクリティカルシンキングは、円滑なコミュニケーションや、データに基づく判断に役立ちます。ビジネスはもちろん、日常生活でも役立つ思考法のため、自主トレーニングや研修などを利用して身に付けてみてはいかがでしょうか。

◆クリティカルシンキング入門 〜ものごとの本質を見抜くための考えるチカラ〜