レジリエンスとは?仕事で心が折れるのを防ぐレジリエンスの鍛え方。社員研修・社員教育のリクルートマネジメントスクール

レジリエンスとは?仕事で心が折れるのを防ぐレジリエンスの鍛え方

仕事をする上で「心が折れる」「逆境に負けそう」といった経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。どんなにやりがいのある仕事でも、大なり小なりのストレスを感じることになります。重要なことは、ストレスが降りかかったときにどのように自分の心をマネジメントしていくかです。今回は、仕事で心が折れるのを防ぐレジリエンスの概要や鍛え方についてご紹介します。
レジリエンス(resilience)とは、「回復力」「弾性(しなやかさ)」を意味する英単語です。「レジリエントな」と形容される人物は、困難な問題、危機的な状況、ストレスといった要素に遭遇しても、すぐに立ち直ることができます。もともとは物体の弾性を表す言葉ですが、それが心の回復力(精神的な強さの指標の一つ)を説明するものとして使われるようになりました。

とりわけ社会デビューしたての新入社員は、ストレスや逆境への耐性がありません。そのため、心が簡単に折れてしまい、「3年目の退職」といった人事の頭を悩ませる決断に至ってしまうことも少なくないのです。レジリエンスの鍛え方を早い段階で若手社員へ教えることは、極めて重要であると言えるでしょう。
ここではレジリエントな人、またレジリエントではない人の特徴を検証していきます。

・レジリエントな人
レジリエントな人は、逆境に遭遇してもうまく乗り越えることができます。以下はレジリエントな人が持っている代表的な特徴です。

 ● 考え方が多様
 ● 気持ちの切り替えがうまい
 ● 自分にも人にも優しい
 ● 周りの人と協力関係を築ける
 ● チャレンジを続ける
 ● 自分の良い面を認識している


・レジリエントではない人
レジリエントではない人は、仕事の上で度々訪れる逆境に対して弱いため、通常のパフォーマンスを発揮できるレベルに回復するまで時間がかかってしまいます。レジリエントではない人には、以下のような特徴があります。

 ● 気持ちの切り替えが苦手
 ● 考え方の柔a軟性が乏しい
 ● 自分にも人にも厳しい
 ● 一人で抱え込む
 ● 対人緊張が強い
 ● チャレンジしない
 ● 自分のネガティブな面にばかり注目している
ここからは回復力を減退させ、レジリエンスをなくしてしまう考え方についてお話します。

■ABC理論
ABC理論とは出来事(Adversity)から認知・思考・解釈(Belief)が生じ、結果としての感情・行動・生理的反応(Consequence)が引き起こされると考える理論です。最終的に生じる感情・行動・結果は、認知・思考・解釈が異なれば違いが生じます。つまり、同じ出来事でも解釈によって、受け取り方が変わるという考え方です。

「上司に意見を却下された」という出来事を想定してみましょう。「自分は否定された」と解釈すれば、最終的に怒りが湧いきてしばらくはその感情にとらわれてしまうかもしれません。しかし、「上司は冷静に判断し、当たり前の決断をしただけ」と捉えることができれば、フラットな気持ちのままでいることができます。

一方、出来事に対してその都度ネガティブな受け取り方をしてしまうと、回復が遅くなってしまうことになります。

■A-C理論
A-C理論は出来事と感情の間に解釈が存在せず、直結していると考える理論です。ABC理論では受け取り方を変えることによって感情をコントロールすることができますが、A-C理論では解釈の概念が存在しないため、意識することによって感情をコントロールできません。自分で変えられる要素がないため、状況によって受け身となってしまいます。
レジリエンスを高めるためには、潜在的な考え方を変えるように意識することが重要です。代表的な方法としては、「自己が持っている回復力をしっかりと認識する」「視点を変える」「自分を元気づける」などがありますが、詳細はレジリエンス入門 〜変化に柔軟に対応し、困難な状況でもパフォーマンスを上げる〜にてご紹介しています。
先ほどご紹介した弊社の講座では、今回ご紹介した以外にもさまざまなレジリエンスの鍛え方をご紹介しています。高いレジリエンスを維持することができれば、パフォーマンスが向上するだけでなく、ワークライフバランスの改善も期待できます。従業員のメンタルヘスルケアやワークライフバランスの改善等に関心がある方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。