正解が無い時代の中で、企業が自ら会社や社会のありたい姿を描いていくことの重要性が増しています。
リサーチ・ドリブン・イノベーションは、「リサーチ|再探索」行為を通じて、ありたい姿を描き出すための方法論をまとめたアプローチです。
「外から内/内から外」を共存させた「両利きの経営」の考え方をベースに、企業や社会の中で生じている問題や課題を紹介しながら、事業の新たな可能性を探索することの重要性を学びます。
ありたい姿を描くために、どのように「問い」を立てれば良いのか、どのようにリサーチを進めていけば良いのか、具体的な要点と探索の方法を学ぶ、3時間のプログラムです。
社会の価値観が多様化し、その変化のスピードも加速していく中で、ただ市場の中での生存可能なポジショニングを探していくだけではなく、自らありたい姿を描き直し、社会との向き合い方を捉え直していくことの重要性が高まってきています。
こうした中で、パーパスやMVVの策定、あるいは事業戦略上のリソース配分の見直しなどが盛んに行われるようになってきましたが、そもそものありたい姿をどのように描いていくのか、どんな問いと向き合っていけば良いのかを見出すことは簡単なことではありません。
本コースでは、「両利きの経営」の理論をバックグラウンドに、ありたい姿を描き直していくことの必要性を紹介しながら、「リサーチ|再探索」という行為を通じて、どのように問いを見出し、探索を進め、ありたい姿を組織全体で描いていけば良いのかを、書籍『リサーチ・ドリブン・イノベーション』の考えをベースに紹介していきます。
不確実な社会との向き合い方や、どのように合意を形成していくのかなど、姿勢や具体的な方法を掛け合わせ、企業としてのありたい姿を描き直すためのイメージを掴んでいただきます。
受講後には以下の状態を目指します。
●自社のありたい姿を描き直す必要性を理解している
●ありたい姿を描き直すための、「リサーチ|再探索」の要点を掴んでいる
●具体的な「リサーチ|再探索」のための問いの描き方や向き合い方、合意形成の仕方を理解している
担当講師が変更となる場合がございますのでご了承ください。
●イントロダクション
●「両利きの経営」と「リサーチ|再探索」の重要性
●ありたい姿を探索するためのアプローチの全体像
●「リサーチ|再探索」を始めるための問いのデザイン
開催地 |
WEB
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期間 | 3時間 | 総研修時間(食事時間を除く) | 3時間 |
開催時間 | 3時間(09:00~12:00、13:00~16:00、17:00~20:00の時間帯) |
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受講費用 | 15,000円/名(税抜) ※チケット制対応あり |
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受講対象 |
中堅層リーダー管理職層部長・経営層 経営企画・人事・新規事業担当者など、自社のありたい姿や新サービスのテーマ・方向性を描きたい方に特におすすめです。
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事前課題 /準備 |
あり 当日、研修で使用するファイルを事前配布しています。受講者サイトの事前課題ボタンからPCにダウンロードし、事前課題に取り組んだうえ研修に臨んでください。 オンライン受講の接続情報につきましては、 各書面(受講票、メール等)に記載のあるご自身が参加されるクラスをご確認のうえ、ご参加ください。 |
「最短距離で物事を進めたい」という気持ちから、思考が深まらずに浅いアイデアにとどまってしまうことがあります。この研修では、動詞に対して問いを立てる方法を学びました。最初は、本題とは遠回りしているように感じましたが、周囲の意見や解釈の違いから新しいアイデアや視点が生まれることに驚き、発想の大切さを実感しました。
今回の研修で、問いを立てることの重要性と難しさを痛感しました。物事を考えるときには、問いを意識することが必要であり、問いを言葉や文章にする習慣を身に着ける必要があると感じました。問いを「動詞」に分解する方法と、合意形成を問いの状態で行う方法は、大きな収穫でした。
既存事業での売上維持や満足度向上に満足していると、成功の罠にはまってしまいます。ルールが変わった場合には、既存のやり方だけでは売上維持ができなくなることを想定して、常に新しい市場を創造し、新しいターゲットやニーズを探究し、新規事業に投資する姿勢を失わないように業務に取り組んでいきたいと考えています。
課題に対するアイデア出しや解決策を繰り返すだけではなく、絞り込んだ課題に対して失敗した場合には、原点に立ち返り、リサーチし直すことで、本質的な課題を忘れずに取り組むことができます。これが解決につながる可能性があることに気づきました。
「知の探索」のためには、自ら探索の起点となる「問い」を見出し、関心の当たる範囲、つまり「サーチライト」の当たる範囲を広げていくことが大切です。しかしながら、いきなり「問い」を見つけろと言われても、簡単に見つけられるものではありません。
また「問い」を見つけたところで、そこからどのように探索を広げれば良いのか、あるいはどのように組織の方向性として、「合意」を築いていけば良いのか、考えなくてはならないことは数多く存在します。
この講座では、組織的に探索を広げるためのナレッジとして、「リサーチ|再探索」という行動の重要性から、具体的な「問い」の導き方、そして探索をどのように広げ、どのように合意を形成していくのかの全体像をお伝えし、皆さんの「知の探索」の活動に、新たな発見を持ち帰っていただけるようなセミナーをお届けしたいと考えています。
豊富な経験とテーマに精通したプロが効果的な学びを支援します。
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小田 裕和(オダ ヒロカズ)