ビジョン浸透は「発信型」から「着信型」へ
〜リクルート流!従業員を動かすビジョンの共有・行動化〜

取り組み事例 仝従貳の将来像設計→行動化

ビジョンをただ浸透させるだけでなく、現場発の変革を生み出す取り組みを続けている企業の事例をご紹介します。(「施策 ビジョンの背景・意図の共有」を中心とした事例)
NTTデータシステム技術株式会社(以下、NSTと表記)は、難易度の高い金融システムの構築・運用で有名なSIerです。グローバル時代に対応した進化が求められる中、「NST WAY →2020」※を策定し、10年後に向けた変革方針を明確化にしています。社員の行動化に向けたさまざまな施策を展開しています。
(※WAYは、ミッション・ビジョン・バリューを総称するものとして策定された)


【施策展開図】

施策展開図

まず策定後に経営陣を集めた3日間の合宿を実施しました。WAYの推進には、短期的な利益と相反する事態も起こり得るため、経営が意志を持ってこれらを実行・継続するための意識合わせに時間をかけました。その上で、各役員が自身の部署での車座会を実施し、策定の意図や背景を説明し、期初の社員総会でのイベント発表に終わらず、対面での対話の場を重要視しました。こうして内容・背景への納得感を全体に醸成した上で、管理職向けの研修を行い、各職場では、課長がメンバーとともに10年後をイメージするセッションを展開しました。さらに、WAYに基づく目標設定のための教育を全員に実施することで、現場につなぐ体制を整えました。

しかし、体制は整っても、各職場での将来議論を表面的なものにしないことが、重要かつ難易度の高い点です。そこで各事業部の課長キーパーソンを集めた「WAYタスクフォース」を組織しました。職場でのミーティングの実施を支援しながら、横軸で推進の課題点を拾い上げて改善し、成功事例は即時共有するハブとして機能させ、事業部長がそれを支援しました。約半年、粘り強く実施した結果、ほとんどの部署が10年後に向けたステップを明文化することができました。変化の方向が明確になったことで、現場発の改善プロジェクトが複数結成され、業務で大きな成果をあげる現象も起こり始めています。

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