経営理念(ミッション&バリュー)はなぜ浸透しないのか?

ビジネスは判断の連続です。しかし、はっきりとした正解が必ずしも無い中、社員は何を拠り所として判断すればよいのでしょうか。また会社は何をすべきなのでしょうか?何百ものルールを作って社内に徹底的に守らせるというのも一つの解ですが、現実的であるとは思えません。むしろ、会社の、あるいはそこで働いている社員の、日々の行動や判断の拠り所となるようなものを簡潔にまとめ、それを浸透させる方が現実的ではないでしょうか?ミッション&バリューとは、そうした日々の行動や判断の拠り所として、社員に浸透させていくべきものとなります。

ミッション&バリューを社内に浸透させるためには2つの必須事項があります。一つは、ミッション&バリューの言語表現そのものを磨きあげることであり、もう一つは、ミッションバリューを浸透させるための適切な活動を展開することです。しかし、後者については十分なイメージが持てない中で、手探りで活動を進めている企業が多いのではないでしょうか?

ミッションあるいはバリューを言語化し社内に浸透を図ったが、現場第一線では何も起きなかったといった経験をお持ちの会社は多いと思いますが、その原因は、ミッション&バリューの内容そのものの瑕疵だけではなく、その浸透プロセスの拙さにあることが考えられます。

では、どのような活動を展開することが望ましいのでしょうか? 私たちは、今までの経験則から、最良と思われる浸透プロセスを確立し、活動が軌道に載った企業に共通する4つの要件を発見しました。本特集では、事例を織り交ぜながら、これらのポイントをコンパクトにまとめて紹介をしたいと思います。


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