従業員意識調査の実践的な活用方法
〜従業員の声を経営改革に生かすヒント〜
経営改革の第一歩としてサーベイ(従業員意識調査)を活用するメリット
従業員視点から、組織の現状を把握する手法はさまざまありますが、広く効率的に情報収集が可能な“サーベイ”が有力な手段となります。
“サーベイ”という手段を活用するメリットは、以下の3点にまとめることができます。
見えないものの可視化
- 普段は 「なんとなく 」 「断片的 」にしか把握できない組織の風土やコミュニケーションの状態を、全体的・体系的に数値で把握することができる。
議論のプラットフォーム
- 経営幹部や従業員が組織の現状について共通の材料で議論することができる。
- 個々の立場では気がつかなかった組織の問題や強みを発見することができ、関係者に"共有された認識"を形成することができる。
- サーベイ結果をもとにした関係者の議論自体が、組織内コミュニケーションを改善する。
変化の測定
- 定期的に実施することにより、組織の状態変化を把握することができる。
もちろん、定量的なサーベイだけではなく、インタビューや自由記述などの定性情報を付加することで、現状の背景にある要因をより深く分析することができ、経営上の打ち手の方向性をつかむことができます。