効果的な新人導入教育を実践するためのヒント

担当者が一番成長に意欲を持つ

最後に、提供側のスタンスについてチェックしていきましょう。


今だからこそ、担当者の教える姿勢が問われる

最近の学生や新入社員と話していると、かつて以上に冷静に相手のことを見定めているように感じます。バブル崩壊や政治家・企業不祥事のニュースの中で育ってきた今の新入社員の世代の特徴なのかもしれません。

うそ臭い話や、うますぎる話、ごまかすことについては冷ややかに「引いていく」今の世代の意識をつなぎとめ、物事を教えていくのはかつてよりも難しくなっていると感じます。
だからこそかつて以上に「担当者の教える姿勢」も問われる時代になってきました。
担当者の方々も学生時代、自分の担任の先生がやる気があるかないか、自分たちのことに関心があるかどうかはすぐに感じたことでしょう。やる気が無い、関心が無い先生から熱心に学ぶ気にはならなかったはずです。受ける側からすると一目で見抜かれてしまうものです。ごまかしはききません。

元々人を教え、学びを支援する仕事ですから、簡単な仕事ではありません。
以下のようなことを、普段以上に心がけておかないと、相手に見抜かれてしまいます。

  • 口だけでなく、まず自分が実践しようとしているか
  • 自分が成長しようとしているか、具体的に自分を高めようと努力できているか
  • 相手のことに関心を持ち、よく理解しようとしているか
  • 物事を押し付けず、常に現場や現実から発想しようとしているか
  • 「なぜそうなのか」の理由を考えているか
  • 相手の可能性を信じているか
  • 自社に誇りをもっているか
  • プライドを感じて仕事をしているか

新入社員教育を自分の成長の機会に

逆に、こういったことを意識して努力している担当者の方に、1年経ってお会いすると、ずいぶんたくましくなっていた、人間としての幅が広がっていた、ということが多くあります。そういう方にお聞きすると、「やっているときはきついけれども、後になって配属後に新入社員が活躍している、ということをたまに耳にするととても嬉しい」「新入社員に久しぶりにあうとすっかり頼もしくなっていた」「メールでお礼をもらった」という喜びがあり、また頑張ろうと思うそうです。

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