マネジャーのヒューマンスキルについて考える
『きく・はなす・みる』リリースにあたって
リクルートマネジメントソリューションズの取り組み
弊社にとって「ヒューマンスキル」とは、トレーナー育成の「柱」といっても過言ではありません。
トレーナーとしてお客様の前に立つには、約1年間もしくはそれ以上の養成期間を経て、一定の基準を満たして初めて、正式デビューとなります。マスターすべきプログラム数だけでも相当数にわたりますが、トレーニング技術におけるコアスキルであり、トレーナーとしての土台ともいうべきものが、まさにこの「ヒューマンスキル」なのです。
研修受講生と向き合い、彼らを支援して目的を達成させるためには、
- 自分(トレーナー自身)を知り、
- 相手を知り、
- 今置かれている「場」、「プロセス」を的確に感じとる
ことがまず求められます。
そのためには、形式的なスキルの実践にとどまらず、「きく(話を聴く、質問する)」、「はなす(話を効果的にする)」、「みる(集団のプロセスを見る)」の徹底したトレーニングと的確なフィードバックのやりとりの中で、自己の内面を洞察し、感受性を高めていくことが重要です。そうした結果、ヒューマンスキルが高まるともいえるのです。
前述のとおり、マネジメント力へのさらなる期待とともに、ヒューマンスキル開発への要望も高まりつつあります。こうしたご要望を受け、弊社では単なる形式的なスキル修得としてこれを捉えるのではなく、これまで培ってきた観点、ノウハウをベースに、マネジメントを支える土台として、実践につながるプログラムをご提供させていただくことになりました。それが、『きく・はなす・みる』研修です。
皆様のご要望に応え続けていくべく、今後とも忌憚ないご意見、ご要望をいただければ幸甚に思います。