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外見や言動をまねることで学習し成長をとげる 「まねび」から始める 新人育成OJT実践のポイント

公開日:2008/01/11
更新日:2017/11/08

自ら中心となって指導を進めるOJT担当を育てる

2つめのポイントは「自ら中心となって指導を進めるOJT担当を育てる」ことです。

●マネジャーとOJT担当の役割分担

膨大な業務量や高い成果圧力にさらされているマネジャーにとって、 日頃から新人に関わり、丁寧に指導を進めることは容易ではありません。したがって、日常の場面ではOJT担当中心に指導を進めてもらい、進捗報告を踏まえて必要に応じて支援する、という役割分担が必要となります。
新人の動きや気持ちに関心を払いながら、日々中心となって指導していくのは、任命されたOJT担当の役割なのです。(図表3)

●「新人をよろしく頼む」だけでは、OJT担当は動かない

一方、OJT担当となる中堅社員は実務の中心を担っていることが多く、上司と同じく忙しい日々を過ごしています。
また、新人を育てた経験のない OJT担当にとっては、指導育成はもちろん、そもそも新人とどう接すればよいか、分からないこともあるでしょう。
こうした中で、「じゃあ、○○さん。新人が来たからその世話を頼むよ」と伝えるだけでは、「どうして忙しい自分が……」「どうやって育てればいいんだ……」といった反応におわり、OJT担当を中心に指導を進めてもらう、という動きを期待することは難しいといえます。

●自ら中心となって指導を進めるOJT担当を育てるポイント

自ら中心となって指導を進めるOJT担当を育てるには、大きく3つのポイントがあります。
これらを実践することではじめて、OJT担当は前向きに、かつ自信をもって新人に向き合うことができるようになります。(図表4)

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