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コミュニケーションのすれ違いを埋める 「伝える力」を磨きロジカルシンキングですれ違いを解消しよう

公開日:2008/03/10
更新日:2017/11/08

研修効果を高めるために

RMS
どんなにいい研修の場であったとしても、研修後の実践を通じて、その効果を実感し、スキルをより高めていけることが望ましいと思うのですが、研修前・研修後、それぞれについて効果を高めるための工夫、留意点とはなんですか?


稲増さん
「ノウハウ・ドゥハウ」シリーズでは、どのプログラムにも副読本を用意しています。それぞれHRIの講師陣がチームを組んで執筆しているものですが、こうした副読本はできる限り事前に読んでおいていただけると、それだけでも違います。まず言葉に慣れることができます。

戦略やマーケティングといったテーマになれば、それだけ情報量も多いので、事前知識・情報としてある程度頭に入っていれば、より理解が深まり、実践的な取り組みを増やすことができます。

また、研修後の環境や取り組みもきわめて重要です。受講者が職場に戻っていきなり“ロジカルシンキング”のフレームを振りかざしても、職場によっては受講者だけが浮いてしまう結果にもなりかねません。ロジカルシンキングを活用するためには、組織全体が共通して理解していることが大切で、そのために組織全体がまとまって受講するなどの工夫が求められるでしょう。

あるいは、受講者が研修から戻ってきてすぐに実践しやすくするためにも、職場での報告会などはとても有効です。学んできた内容を具体的に職場のメンバーに報告し、実際の仕事で活用することを宣言するのです。

周囲のメンバーは、どれだけちゃんと使えているか、期待どおりの成果につながっているかなどを、随時、本人にフィードバックします(例えばプレゼン研修受講後であれば、どんな点でプレゼンスキルが上がったかなど)。それをさらに人事部にもフィードバックする仕組みがあれば、なお効果的です。人事部のサポートのもとで、本人の意識を高める、実践をより促すことがポイントになります。

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