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従業員満足度の把握から実践的な活用に向けて 従業員満足度(ES)の企業経営への活かし方


組織全体のマネジメント能力を高め、ミドルの負荷をコントロールする

弊社のESサーベイ2をご利用いただいた企業の結果分析から、各社において総合満足度との相関が高い要素の多くが、上司に関する要素となり、中でも対人マネジメントに関する要素となる可能性が高いことがわかっています。上司の対人マネジメントは、部下一人ひとりに対するマネジメントであり、上司と部下との関係を決定します。また個別マネジメントを通じて、職場の雰囲気にも大きな影響を与えることは容易に想像がつきます。

さらに、会社に関する側面には、経営トップ層のリーダーシップが含まれますが、これが機能するかどうかは、現場と経営をつなぐミドルマネジャーの役割が極めて重要です。
総合満足度は、仕事・職場・上司・会社というそれぞれの側面における総合結果なので、幅広い側面に直接、間接に影響を与える上司のリーダーシップが、全体の鍵を握ることは当然ともいえます。

一方、現在のミドルマネジャーは、ラインのマネジメントのみならず、プレーイングマネジャーとしての役割も担い、仕事における負担感は総じて高くなっています。また非正規従業員の増加や、メンバーの年齢構成のゆがみ(自分よりもキャリアの長い部下の存在や、ミドルを支える係長層の人材不足など)からマネジメントの難しさはかってなく高度化しています。
従業員満足度を支えるキーファクターではありますが、ミドルの頑張りにのみ期待するのはむしろ危険であり、ベテランメンバーの組織貢献意識を高め、若手社員のOJTに積極的にかかわらせること、若手メンバーにも組織の一員であるという意識を持たせ、主体的な仕事の進め方を促すことなど、組織全体としてのマネジメント力を高めることが重要です。

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