事例とともにご紹介 「7つの習慣」がベストセラーになり続けるわけ
導入事例(1) 〜女性活躍推進〜
働く意味やキャリアを考える
最近よく目にしたり、耳にしたりするのが「女性活躍推進」というキーワードです。企業では女性社員の活躍支援を目的に特別なプロジェクトを発足したり、制度を改定したりさまざまな取り組みをされているようです。それと同時に重要なのは女性社員自身の意識の向上です。そこで自分の働く意味やキャリアを考える機会として、「7つの習慣」(女性向けアレンジ版)のお手伝いが増えています。
■サービス業A社の場合
人事制度改定に伴いアシスタント的業務を担っていた女性一般職も、自分の志向にあったキャリアを選択できるようにした。女性社員の活躍を期待した制度改定だが、会社の施策に関心が低かったり今後に不安を感じている者も多い。
●研修ご担当者の想い
ルーティンワークを漫然とこなすのではなく、主体的に業務の幅も広げ、管理職を目指すくらいの意識も持ってもらいたい。
しかし業務上必要なスキル研修(実務研修)しか実施してこなかった。制度改定に伴い自分のキャリアを考える場として、女性でも受け入れやすい研修を提供したい。
●女性従業員の想い
頼まれた仕事をこなすのが自分の役割で、特に仕事の幅を広げる必要性は感じていない。制度改定は会社の都合であり、自分たちには関係ない(会社に対して懐疑的)。同期入社した男性たちとは自分は違うし、仮に自分が張り切ったら同僚(女性)から冷たくされそう。

【研修受講3ヵ月後のアンケートより】
●自分を考える時間を会社から提供してもらったということは、とてもありがたく、そして重いことだと受け止めた。自分に時 間と費用を充ててくれたのだから、会社に応えたいと思った。まずは自分のできることから始めるようにしている。
●女性管理職という道を目指そうと決めた。「自分が後輩の見本になれたら」、なんて思いながらやっている。
●井の中の蛙だった自分に気付いた。自分の世界しか見てなかったことに気付き、今後は組織の一員として積極的に関わっていきたいと思った。
●これまでは仕事と人生は別物と考えていた。自分の人生の中に仕事はあるのだと気付いた。
「7つの習慣」の中で自分の働く意味やキャリアを考える機会を持つことによって、組織の一員として主体的に働きたいと思えるようになったことがうかがえます。