新入社員にはどんなフォロー研修がよいのか 効果的な新人フォロー研修をデザインするポイント
新人フォロー研修に求められる3つの要素(3)
3.「自分の目標」と思える目標作り
研修の最後には、効果的な目標の再設定、これからの計画などの作成をするわけですが、何せ相手は新入社員ですから、ここを丁寧にやらないと、
・具体化せず、お題目的なもので終わる
・一応書くが、実感値が湧かない(とりあえず書いた)
・もともとの業務目標をそのまま書く(下期目標10件、など)
などのことになりがちです。
「1年目の残り、自分としてはこういうことをやりきっておきたい」という、「自分の目標・計画」と思えるものを描いてもらうための材料として、以下のものがあります。
1)入社動機(入社当時の思い)
2)自分の強み・弱み
周囲や職場からのアンケートやフィードバックが、本人が気付く有効な手段となります。
3)職場からの期待
「職場レター」などで、改めて周囲の期待を知ることは、自分の目標を描く上でヒントになるものです。
4)将来の夢・目標
5)自分のワークスタイル
仕事経験のたな卸しなどを通じ、「自分が障害に負けず前に進むためのスイッチ」「好調を保つコツ」などを自覚することで、先の働き方の見通しなどが見えてくるものです。
研修の最後に「明日からの目標づくり」をすることが多いと思います。新人の方々に上記のような素材をまず準備してもらってから、目標作りをしてもらうとより効果的です。
