日本にもっと「働きがい」を! 「働きがいのある会社リスティング説明会」のご報告
「働きがい」を調査するとは? 〜調査概要と評価方法〜
■調査の概要
では、実際の調査内容がどのようなものかをご紹介いたします。
Great Place To Work(R)リスティング調査は以下の2つに分類されます。
(1)トラストインデックス(C)(従業員へのアンケート)…評価ウェイト3分の2
無作為に抽出された従業員対象のサンプル調査です。前述の5つのディメンションに基づいてアンケートを実施します。世界共通の設問に回答していただきます。 このトラストインデックス(C)を実施する際には、必ず従業員にリスティング参加の趣旨などを記した「社長からの手紙」をお送りいただきます。この調査に参加し「働きがいのある会社」に向けての取り組みを開始する旨を、トップ自ら宣言していただくためです。
(2)カルチャーオーディット(C)(人事部門へのアンケート)…評価ウェイト:3分の1
企業文化や人事制度などに関する2部構成のアンケートで、人事部門担当者に回答していただきます。設問は以下の2つのパートに分かれています。
パート1:会社概要、従業員、人事制度など基本情報に関する質問(約100項目)※評価対象外
パート2:企業文化や会社方針、人材に関する施策・制度などの具体的記述
パート2では、次の9領域での取り組みに着目しています。
【カルチャーオーディット(C)の9領域】

■評価方法
Great Place To Work(R) Instituteの評価基準は世界共通です。評価は複数の評価担当者で行い、複数回のミーティングを実施して評価の偏りを防いでいます。対象企業と利害関係のある者が評価を担当することはありません。
また、特に評価に慎重を要するカルチャーオーディット(C)は、前述の9領域についてバラエティ(プログラムの多様性など)、オリジナリティ(プログラムの創造性など)、人間味(配慮・思いやり・尊敬の感情がこめられているかなど)などの5つの観点から評価しています。各観点で充実している取り組みやプログラムが、「働きがいのある会社」の実現に役立つと評価しています。