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「いい会社」から考える人事の役割 働く人の代弁者であり、経営のパートナーとなる人事とは


「いい会社」に今求められる人事の役割

ビジネスは、基本的に未来を扱います。その未来は、3カ月先のこともあれば、10年先のこともあります。あるいは100年先ということもあります。
新卒採用ということであれば、40年レンジで考えておく必要があります。厳密には、そこまで長期の雇用責任はないかもしれませんが、今年採用した人が定年まで働き続ける可能性はあります。そのリスクを勘案して、採用する必要があります。

人事部門が、40年後のビジネスを予測することは本業ではないかもしれません。しかし、自社のコア・コンピテンスと競合との位置関係を考えながら、10年後、20年後ぐらいのグランドデザインを一度描いてみることは、試す価値があることだと思います。というようなことを念頭に置きながら、人事は動いていかなければいけません。競争が激しくなればなるほど、長期でモノを考え、未来を先取りする戦略の競争になり、人事は人事なりの対応が必要になってくると思われます。

企業を取り巻く環境は常に変化していきます。最初は小さい動きであっても、やがて大きな動きに変わっていくこともしばしばです。音楽業界では、音質の悪いMP3に関して否定的でした。音楽をダウンロードする作業の面倒くささやパソコンで音楽を聴くことを誰も好まないと思っていました。そこへアップルがふらりとやってきて、あっという間に世界最大のオンライン音楽配信業者に成長しました。
同様に、写真機のアナログからデジタルへの転換、オフセットからデジタル印刷への転換、あらゆる業界において、時代は変わり、時代に合わせた変革が必要になってきています。

そのような時代において、企業を安定的に成長させていくためには、一過性の戦略形成力ではなく、組織として環境に適応する力をつけられるかどうかです。環境に適応するために、常に危機感を持ち、過去の成功体験に縛られず、自らを変えていく力があるかどうかです。そして、そのことを愚直に継続できるような経営理念、風土になっており、その実行を支援する教育、制度、日常のマネジメントになっているかどうかが成長を持続できるかどうかの鍵を握っています。

そのことを支援することが人事の役割です。つまり、教育プログラムや制度をつくるのが人事の仕事ではなく、企業が環境に適応できるように、「働く人の意識や行動」を変えていくことが人事の役割です。働く人にとっても意欲がかきたてられるものでなければいけません 。

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