1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5

人材・組織開発領域における潮流やテーマ ASTD 2005 世界大会 International Conference & Expo


主要テーマにおけるトレンド(2)

3. eラーニング

eラーニングは、一時のブーム的な色は無くなり、既にラーニング(学習)の中の一部であるという位置づけに変化してきているようです。セッションでは実践例の紹介が主になっていました。展示会でも、eラーニングに特化した企業の出展は縮小傾向にあるようです。

ただ、eラーニングをどうデザインするか、といったセッションや書籍は数多くあり、学習者にとって魅力的なeラーニングコンテンツをどのようにデザインし、提供するかといった点においてはまだ進化していく可能性があるのかもしれません。
変化が激しい環境においては情報や知識の更新頻度は確実に速まっており、このため、個々人が必要な瞬間に必要な情報、情報源にアクセスできる仕組みの整備が必要だという主旨から、職場におけるナレッジマネジメントと現場におけるリアルタイムなラーニングが一体化されていくのではないか、といったコンセプトも提示されていました。

4. トレーニングからラーニング(学習能力)へ

これまで集合研修は、足りないスキルや知識を身につけるという位置づけで企業に導入されてきたケースが多かったかもしれません。しかし、このギャップを埋めるアプローチでは、今日のビジネス環境の変化に追いつかなくなっています。これを受けて、大きな流れとして、人材開発担当者の役割は、学習(ラーニング)というプロセス全体を、どのように組織の中でデザインし、学習する「能力」を高めるのか、という視界になってきています。OJT(業務)においてはワークプレースラーニングといわれる日常業務の中でのナレッジを共有し、すぐに学びを実際の業務に反映させていく取り組みが挙げられます。またOFFJT(研修)においてはスキル・知識習得はeラーニングで、また集合研修は現場の課題に直結したものを相互作用によって学び合うアクションラーニングで、という風にさまざまな手法を通して学びが深まるようにプロセスをデザインして導入するという流れが顕在化しています。この結果、集合研修の場は、単発的なイベントではなく、全体の学習プロセスの中の一部分であり、参加者の相互作用の中で学びを深め、気づきや意識の変容を促すという場としての価値が強まっています。また、アクションラーニングの場合は、数ヵ月など長期間にわたって継続する学習プロセスとして導入されている点が特徴的です。

5. 左脳で学ぶコンテンツから、体験から学ぶコンテクストへ

情報や知識といった「コンテンツ」ではなく、「コンテクスト」(文脈・本質的な意味)を学習することが大切だというメッセージが数多くのセッションで共通して伝えられていました。変化のスピードが加速する今日のビジネス現場では、すぐ陳腐化してしまう情報や知識を伝達するのではなく、行動・実践に適用できる本質的な「コンテクスト」を経験から学びとれる場や機会を、いかに提供するかという重要性が強調されてきています。この傾向は、これからの人材開発手法や人材開発担当者の役割に大きな影響を与えていきそうです。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
お問い合わせはこちらから
WEBからのお問い合わせ
資料請求・お問い合わせ
[報道関係・マスコミの皆様へ]
取材・お問い合わせ
電話でのお問い合わせ
0120-878-300

受付時間
/ 8:30~18:00 月~金(祝祭日除く)

※フリーダイヤルをご利用できない場合は
03-6331-6000へおかけください。

SPI・ReCoBookに関するお問い合わせ
0120-314-855

受付時間
/ 9:00〜18:00 月~金(祝祭日除く)

記事のキーワード検索
Page Top