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入社年代比較編 「経験から学ぶ」自ら育つ新入社員を育てるには?


2011新入社員の特徴

各世代別に「経験学習」の8つの要素を比較すると次のグラフのようになりました。


【図表3. 世代別「経験学習」の8つの要素】

各項目に以下の7段階で回答したものを要素ごとに集計
7. 強くあてはまる
6. あてはまる
5. どちらかというとあてはまる
4. どちらともいえない
3. どちらかというとあてはまらない
2. あてはまらない
1. 全くあてはまらない

この結果から読み取れる2011年卒新入社員の特徴は次の5点です。

〜成長欲求が強い〜
経験学習の前提となる3要素の中では、全ての世代で「必然性の認識」がもっとも高い数値となっています。また、世代間で一番差が大きいのが「成長欲求」で、若い世代ほど高い傾向にあります。「積極性に欠ける」「安定志向」などと評される昨今の若手も、自己の成長に対するこだわりは他世代より人一倍強いようです。 一方、「目標の存在」は全体的に他の2つの要素に比べて低い数値が出ています。成長欲求はしっかりと存在しているものの、その欲求を方向付ける目標は定まっていないといえるかもしれません。

〜周囲の期待に応えたい〜
個別のアンケート項目において、2011年卒新入社員が全体に比べて有意に高い項目を以下に順番にあげます。

 ―「与えられた仕事には気乗りがしなくても取り組む」(必然性の認識)
 ―「やるべきことを果たすことに喜びを感じる」(必然性の認識)
 ―「さまざまな人と知り合う機会をつくるよう心がけている」(他者と関わる)
 ―「人と出会うことが好きだ」(他者と関わる)

まだまだ社会人経験も1年に満たない新入社員であり、まずは、必然性にかられ、期待されたこと、与えられたことをやり遂げようという意気込みがうかがえます。また、「内向き」などと称される昨今の新入社員ですが、人との関わりに対しても、他世代に比べて積極的なようです。

〜ルールやマニュアルを欲しがる〜
意欲は高い一方で、「前例やルールの無い中でも、自分で考えて物事を進めることが得意だ」(自分で考える)が低くなっています。加えて、「自分への要望や期待を明確に伝えられたほうが仕事がしやすい」「手順や選択肢が明示されていたほうが安心する」などの項目は高くなっています。<指示待ち><主体性に欠ける>などと評される昨今の新入社員、本人たちも自分たちのことをそのように認識しているようです。

〜やり始めればこっちのもの?!〜
一方、「どのようなことでも、取り組んでいるうちに「面白い」と感じることがある」(没入する)が他世代に比べ有意に高いことからは、まずはやってみさせ、本人がわずかでも面白みを感じれば自走する可能性を感じさせます。「今年の新入社員は指示待ちで……」とぼやかず、まずは明確に指示を出すことが、新入社員の経験学習を進める近道かもしれません。

〜やるかやらないか、基準は「自分が成長できるか?」〜
とはいえ、注意したいのは「自分の成長につながらないと思うことはやりたくない」という項目が高い点です。成長欲求の高さゆえでしょうか。取り組む業務が「自分の成長につながるか?」を重視する傾向にあるようです。仕事を指示したり、期待を伝える上では、本人の成長欲求を尊重し、業務がどのように成長につながるのかを伝えるなどの関わりがポイントになりそうです。

いかがでしょう。やはり今年の新入社員は周囲の期待に応え、経験を通じて成長していきたいという欲求が強い傾向にあるといえるのではないでしょうか?では次に、「何があれば経験学習が進むのか?」を紐解いていきましょう。

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