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方針・戦略の推進を支えるリーダーシップ 組織の方針・戦略の推進の障害となる組織行動について考察


戦略・方針の推進に求められるリーダーシップ

どのような方針・戦略であれ、従来どおりの活動ややり方だけで達成できるようなものはむしろ少ないでしょう。新方針・戦略の推進が組織にとって意味するところは、「従来とは異なることを、多様な人々を巻き込んで進めていく」ことに他なりません。そこでは「組織の中で新しい変化を効果的に主導していく力」、すなわちチェンジ・リーダーシップが求められることになります。そして、こうしたリーダーシップはトップ層のみに求められるものではなく、すべてのレベルのリーダーに期待されるはたらきです。
では、組織の中で効果的に変化を主導するリーダーシップとはどのようなものでしょうか。

ここでは、ハーバードビジネススクールの「J.P.コッター」のモデルを活用して考えて見ます。
コッターは、数々の企業の変革推進プロセスの研究から推進プロセスに潜む「落とし穴」を発見しました。そして、変革のプロセスを成功させた企業はその落とし穴を注意深く時間をかけて克服していたことを見つけ出し、組織の変革推進モデルを提唱しました*。コッターが見つけた変革の落とし穴とは次のようなものです。(図表1)

* John P. Kotter , Leading Change: Why transformation efforts fail. HBR March1995

コッターが発見した組織における変革推進の落とし穴と、先の調査結果には多くの共通点を見つけることができます。加えて、弊社が実施しているマネジャー向けトレーニングのなかで受講者であるマネジャーの方々から出てくる問題現象も、新しい方針・戦略を組織で推進していく時の課題に示唆を与えるものと思います。(図表2)

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