一時のイベントで終わらせないために 次世代リーダー育成は早期から行うべきか?
公開日:2012/06/11
更新日:2017/02/24
さいごに
せっかくの教育投資を無駄にしないためにも、自社にとって最適な選抜育成の対象を設定することが重要です。とにかく早期から着手することが大事だと思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。
事業をとりまく環境変化の速さとそれに応じたリーダー像の変化や、現在の次世代リーダー群の充足度によっても、必要となる育成スピードや最適な育成対象層は異なります。
自社を取り巻く環境や戦略を踏まえ、そのために必要となる経営人材像と、その育成対象や方法を検討することが重要となります。
次世代リーダーの育成には長い時間がかかり、そこに近道はありません。結局、育成を成功させるには、どれだけ丁寧に一人ひとりの思考や行動をつぶさに観察し(アセスメント)、現実の仕事の中で主体性を持って困難な課題に取り組み(チャレンジ)、周囲や経営者からの支援やフィードバック(サポート)を、一人ひとりに合った形で提供できるか、に尽きるといえるでしょう。