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2014年新入社員調査より 今年の新入社員が求めていることとは?

公開日:2014/05/21
更新日:2017/02/27

「厳しく指導」より「優しく傾聴」

上司への期待として、上位項目の順位は昨年と変わりませんが、「相手の意見や考え方に耳を傾けること」の選択率が上がった一方で、「言うべきことは言い、厳しく指導すること」「仕事に情熱を持って取り組むこと」の選択率が下がりました。

また、「よいこと・よい仕事をほめること」「周囲を引っ張るリーダーシップ」の選択率が下がっており、部下への動機づけについて昨年ほどは期待をしていないようにうかがえます。

さらに、直近5年間の変化を見ると、「相手の意見や考え方に耳を傾けること」「職場の人間関係に気を配ること」の選択率が大きく上がっている一方で、「周囲を引っ張るリーダーシップ」「好き嫌いで判断しないこと」は大きく下がっています。

実際の研修でも「教わっていないからやれない、できない」という内容の発言が多く聞かれました。つまり、自分に対する評価は低く、多くの人が講師に対して「わからないので細かいところまで教えてほしい」という期待を持っていました。また、講師が問題点を指摘し理由を尋ねると、ショックを受けてしまい全く回答ができなくなる人も散見されました。

昨年の新入社員の求める上司像「コーチのように伴走してくれる上司」と比較すると、今年は「寄り添って教えてくれる上司」を求めているようです。

調査では、社会人として「これから身につけたい力」「仕事・職場生活をするうえでの不安」も尋ねています。次のページで、その結果も併せて確認していきましょう。

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