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成功確率を高める実践的な施策をご紹介 「女性管理職登用」5つのポイントとは?

公開日:2013/10/11
更新日:2017/02/24

一過性に終わらせない意志を

最後に、各章でご紹介した、女性管理職登用の成功確率を高めるポイントを整理しましょう。

●女性管理職登用の成功確率を高めるポイント

1. 昇進意欲の高い女性は少数派。意欲の低い人の自主性(Will)を引き出す働きかけが必須
2. PDCAで成長を支援。働き方の多様性を理解し、一人ひとりに合わせたマネジメントを
3. 女性管理職登用の理由、目的、ありたい姿を言語化し、全社で共通認識を持つ
4. 期限を設ける、KPIを設定するなど、必ず数字で行動計画をたてる
5. 経営層を巻き込み、直接メッセージを発信してもらう


一つひとつは、決して難しい取り組みというわけではありません。成功させようという強い意志があれば、どれも実践できる可能性が高いと言えます。

最後にひとつ、付け加えさせていただきます。
今、女性活躍支援は時宜にかなった一つの潮流かもしれませんが、こうした流れは今始まったものではなく、過去にも同様の傾向はあったのです。第1次とされるのが、男女雇用機会均等法が施行された昭和61年。その後、改正男女雇用機会均等法や、次世代育児支援対策推進法などが施行された年にも同様の動きがあり、現在は第5次ブームにあたるといわれています。
しかし、周囲を見回しても女性管理職として活躍している人は、まだまだ少数です。これまでも女性活用の気運が高まったものの施策が持続せず、結果的に「流行」「一過性」に終わってしまったのではないでしょうか。

女性の向上心を裏切らず、誠実に向き合う意志を持って施策を推進する。そうした姿勢を感じてもらうことが、何よりも大切なことかもしれません。

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