中小・成長企業向け支援

<よくあるお悩み>

  • 人員が増加し、これまでにない人・組織の問題が噴出してきたが適切に対処できていない
  • 現在発生している問題を俯瞰し、今後の人材マネジメントを検討したい
  • 事業は順調に拡大しているが、どのように組織を整えていけばよいかわからない
  • 人・組織の問題が大きくなる前に、先んじて課題を設定し事前に対策を講じたい

問題・背景

組織の拡大・成熟に伴い、人・組織の「ひずみ」は必ず生じる

人間が生まれてからいくつもの発達段階を経て成長するように、組織にも発展の段階(発展ステージ)が存在します。多くの企業ではこの発展ステージの移行に伴い、組織がうまく機能しなくなる状況、つまり、人・組織の「ひずみ」に直面します。中小企業や成長企業の人事が頭を悩ませる多くの問題は、このひずみを起因としたものです。ひずみを軽視もしくは置き去りにしたために、問題が深刻化して事業そのものに悪影響を及ぼすケースが後を絶ちません。

こうした状況を回避するために、弊社では、組織が発展する過程を「4つの発展ステージ」として捉え、多くの企業で共通性の高い組織状態(初期特徴)と人・組織の問題(ひずみ)を「組織発展モデル」としてまとめました。自社が置かれている発展ステージを理解することで、今後の人材マネジメントの参考とすることができます。

組織における4つの発展ステージ

(1)創業ステージ

志を共にした仲間同士が事業を立ち上げ、企業組織を形成する段階です。発展の過程で「リーダーや少人数での経営の限界」に直面します。規模が小さいうちは経営者自らが陣頭指揮をとれますが、業務拡大に伴って管理が行き届かなくなり、現場に混乱が生じ始めます。中間管理職を設置したとしても、役員が他業務のかたわらで担うことが多く、人材の受け入れ体制づくりや育成まではとても手が回りません。また、創業社員間での閉鎖的な意思決定や権限委譲がなされないことで意思の疎通がうまくいかず、問題が慢性化し、放置されることが多々起こり得ます。

(2)拡大化ステージ

拡大する顧客ニーズに対応して、売上と組織規模を急拡大していく段階です。発展の過程で「属人的な運営の限界」に直面します。組織が一定以上の大きさになることで、これまで潜在化していた各種の問題、例えば事業計画達成に向けた行動計画のあいまいさ、業務範囲のダブりやモレ、中間管理職のマネジメント方法のバラツキ、人事制度の不備・不足などが少しずつ顕在化するのがこの時期です。

(3)公式化ステージ

組織の安定的・継続的な成長に向けて、属人性を排除して生産性の向上を図る段階です。発展の過程で「行き過ぎたルール化による効率の低下」に直面します。組織としての安定性が高まるにつれて、各事業・機能部門の方針内容に個別最適的・現状維持的な傾向が強まります。中間管理職層においても、ルールや慣習にとらわれて非効率な業務や本質的でない業務が増加する傾向があります。また、安定・現状維持志向の社員が増加し、仕事に対する受け身な姿勢が目立つようになります。

(4)最適化ステージ

部分ではなく全体での効率を最大化するために、組織の精巧化を図る段階です。発展の過程で「環境変化への対応力の低下」に直面します。方針立案・管理プロセスや組織体制が緻密さを増すほど、判断材料が揃えられない未知のテーマへの取り組みが除外され、計画の変更や計画外のことを試行することが困難となります。また、非公式のグループ活動を通じた業務改善も生まれにくくなります。


主な課題

自社の発展ステージを把握することから始める

人・組織のひずみを解消するには、対症療法的に施策を検討するのではなく、発展ステージの移行を予期し、早いタイミングからステージ移行施策を検討することが重要となります。そのためには、自社の組織状態(初期特徴)と人・組織の問題(ひずみ)を理解した上で、組織を定期的にモニタリングする仕組みを導入することをおすすめします。また、経営層との共通認識をもつ場を作り、課題についての合意形成を行うことも必要です。各ステージへの移行期における考慮すべき一般的な課題は以下のとおりです。

(1)創業から拡大化ステージへの移行

  • 人材開発:戦略的人材の獲得、定期採用体制の構築、管理職層の形成
  • 組織開発:全社方針の浸透、社内コミュニケーションの促進
  • 制度構築:組織機能・システムの整備、意思決定基準の明確化、人事制度の整備

(2)拡大化から公式化ステージへの移行

  • 人材開発:人材像の明確化、管理職層のマネジメント力強化、新人・若手層の早期戦力化
  • 組織開発:経営理念の浸透、組織間コミュニケーションの促進
  • 制度構築:機能分担・権限委譲の促進、人事制度の改定

(3)公式化から最適化ステージへの移行

  • 人材開発:育成体系の確立、次世代リーダーの育成・選抜、プロフェッショナル人材の育成
  • 組織開発:経営理念の再定義、コミュニケーションインフラの構築
  • 制度構築:新たな競争原理の確立、多様な雇用形態への対応

自社の発展ステージを把握するためには「ステージ診断」をご活用ください。この診断では、以下のことを判定します。

  • 自社の組織が適切にステージ移行をしているか
  • ステージ移行に伴うひずみがどの程度生じているか
  • ひずみを解消させる施策を検討する上での観点

ステージ診断はこちら

課題の解決ポイントや施策例については、課題一覧内の該当ページをご参照ください。


課題一覧

お問い合わせ

Page Top