第36回 コラム「7つの習慣」〜中高年技術者の活性化〜 |
| 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ サービス開発部 コヴィーグループ 森 良枝 |
今日ますます進むIT化や技術革新の波はめまぐるしいものがあります。その変化のスピードは加速するばかりで、ITエンジニアの仕事は精神的にも肉体的にも負荷が高い職業の1つとなっています。
そのような厳しい現場を離れてマネジメント職に就く方もいれば、昇進昇格を果たせずに、一般社員のままで留まっている方もいらっしゃいます。そして、ベテランエンジニアを多く抱える企業にとっては、技術伝承や後輩育成、活性化が課題となることも少なくありません。
今回のコラムでは、日本経済の成長を支えてきたベテランエンジニアの活性化を目的に「7つの習慣」を導入されたお客様の事例をご紹介します。
【受講対象者】 現在の職務に10年以上就いている非管理職のベテラン社員
(その多くは45歳前後の中高年層)
【企業の期待】
十分な能力、経験があり、現状の仕事で高い成果を出すことができているが、過去の自分の型から抜け出せず、業務の範囲を限定しまいがち。現状維持的な仕事をこなして満足をするのではなく、もう一段貢献の幅を広げて、周囲に対して影響力を発揮してほしい。
具体的には、
○さらに新しい技術を身につける意欲を喚起したい
○暗黙知を形式知化してほしい(その人がいなくなったら業務がまわらない状況を解消したい)
○自分を否定的に捉えずに、経験や知識、ノウハウには大きな価値があることを認識してほしい
○幅広い人脈を後進にも繋げてもらいたい
【「7つの習慣」研修の目的・ねらい】
1.環境変化を受け入れ、今後の自分の働く目的、すべきことを主体的に考えられるようになること
2.自分自身の経験、スキル、ノウハウを肯定的に再評価し、それらを後進に伝えていくことに動機付き、行動を始められるようになること
・頭の柔らかい若手と自分を比べても仕方がないと思った。自分には自分の強みや技術があるのだから、それを磨いてみようと思った。
・周りは昇進しているのに、自分は何も期待されていないと半ば諦めていた。しかし、技術は自分の財産であると思った。
・長く働くのなら、楽しく働かないともったいないとパラダイム転換した。
・なぜ働くのか、目的をあいまいにして過ごしてきた。まずは自分の目的から考えてみたい。
・20年以上の会社員生活の中で、この2日間が一番有意義だった。
ITエンジニアは論理的思考に長けている人が多いと聞きます。
日本で「7つの習慣」研修を展開し始めた当初、物事をロジカルに捉えるエンジニアには「7つの習慣」のような概念的な考え方は好まれないのでは?と思いました。しかし、実際にご受講頂いたエンジニアの方からは「人間の成長過程をわかりやすく体系化されている」とか「人としてどうあるべきか、人間関係をどう築くべきかといった抽象的な概念を見事に形式知化していますね」と評価して頂きました。
これまで3回にわたり、シニア(中高年)層の活性化を目的にお手伝いした導入事例をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
「7つの習慣」では、個人が変わることでより良い人間関係が生まれ、その先の組織全体も変えていくという「インサイド・アウト」の変革を提唱しています。多くの経験を積んできたシニア社員こそ「インサイド・アウト」の変革の中心人物になっていただきたいと思う筆者です。
よろしければ、下記のアンケートフォームへご意見、ご感想をお寄せください。
*本プログラムは、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の講師が担当します。
*7つの習慣® 他商品名は、米国フランクリン・コヴィーまたはフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の登録商標です。


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