社員が語る

このフィールドには、どんな日々が流れており、社員たちはどんな魅力を感じているのでしょう。それを紐解くために、5つのテーマで社員に語ってもらいました。「先輩たちの<個と組織>を選んだ原体験とは?」、「入社1年目の日々とは?」、「育児と仕事のより良い関係とは?」、「専門性を磨いた先にあるものとは?」、「研究の役割とは?」。あなたの気になるテーマから、ぜひ読み進めてみてください。

入社動機

新卒入社

人と組織がもっと“ラク”に
生き生きと過ごせるように。

片岡綾乃
市場開発部 ソリューションプランナー(営業職)

私の<個と組織を生かす>を選んだ原体験

原体験は2つあります。1つは、高校時代に米国留学したとき、苦労をしながらも環境に適応していくことができたという経験から「人は、自分を取り巻く環境を変えることはできなくても、物事の見方が変わればいくらでも自分自身を変えられる」と感じたこと。そして2つめは、大学時代のサークル活動で「仲間と何かを成し遂げるときに、一番重要なことは何だろう?」と考える機会が数多くあったことです。そうした経験から、『何らかの問題に直面している人や組織が、もっとラクに・生き生きと過ごせるようになって欲しい』という思いを持ちました。リクルートマネジメントソリューションズの選考を通じて、その思いを共有できそうな社員に会うこともでき、入社を決めました。

この場所で叶えられたこと

入社後は営業職に。現場でたくさんのお客様のお話を伺う中、日本の企業組織に今起きている問題をおぼろげながら掴めるようになりました。そして研修納品の現場などを通じ、その会社で働く方々が毎日どんなことを楽しみにし、どんなことに苦労しながら仕事をしているのかをリアリティを持って感じられるようになり、入社前の思いはより強くなっていきました。絶対解のない「人と組織」を相手にするビジネスである以上、営業として入社前の思いを実現できるようなベストなソリューションが描けているかといわれれば、至らないこともあるかもしれません。でも、周囲の力を借りながら試行錯誤する機会の多さやその機会を自ら創ることができる環境にも恵まれ、自身を成長させることができていると感じています。

この場所で働くことの魅力

社内・社外含めてたくさんの人に揉まれながら様々な価値観に触れる機会があること、仕事に対して誇りを持って本気で取り組む姿勢のある人が多いこと、自分のやりたいという意思を尊重してくれる風土があることがこの会社の魅力です。また、人と組織を相手にする仕事という意味では、正解のないことを模索しながら考え続けていける点も魅力に思っています。

新卒入社

人の可能性を信じられる仕事がしたい。

星 美智
企画開発部 開発職

私の<個と組織を生かす>を選んだ原体験

私は大学院時代、発達障がいの子どもや学校に来られない子どもを支援する活動をしていました。そこでの支援とは「できることを少しでも増やす」というもの。例えば、靴下をひとりで履けるようになる、保健室登校ができるようになるなどです。子どもたちの頑張る姿や変化を目の当たりにし、粘り強く練習すればできなかったこともできるようになる、ということを実感しました。そのうちに、目の前の子どもだけに留まらず、さらに社会に貢献できる範囲を拡げた仕事がしたいと思ったのです。数ある人材サービス企業の中でも、調査・研究に基づき、より効果性の高いサービス開発にこだわるこの会社の真摯な姿勢に魅かれ、入社を決めました。

この場所で叶えられたこと

私が開発に携わっている人材アセスメントサービスは、個人の特徴や能力を正確に把握することができるもの。それは、個人にとっては自身のキャリア形成や成長のために、企業にとっては最適な人員配置や組織の体制を考えるために非常に重要なことです。サービスを初めて導入いただいた企業の人事課長様が「アセスメントは結果を本人にどう返却するかが肝」とおっしゃっていました。「本人にどのような気づきを促すか、どのような期待をかけるか、今後の成長をどのように支援するか、を職場ぐるみで考え実践すること。それが組織を強くする」、というのがその方の思いでした。それはまさに私の思いでもありました。アセスメントサービスを通じて人の可能性を拡げること、組織の発展につながること、を実感した出来事でした。

この場所で働くことの魅力

プロフェッショナルとしての意識の高い集団であることが魅力のひとつだと思います。個々人の意識が高いことはもちろん、社内協働者に対してもそれを求めます。それゆえ、若手だから、経験が少ないからという理由で甘やかされることはありません。入社して日が浅いうちからプロとしての意見を求められ、成果を期待されます。もちろん私もまだまだ未熟であり、できないことも多いですが、支援を求めれば助けてくれる人ばかりです。ひとり一人のプロフェッショナル意識・知恵が結集することで、より良い価値提供につなげられ、自分自身のやりがいも高まっていくと感じます。

新卒入社

働く人や組織を前向きに、
そして元気にしたい!

谷川聡一朗
コンサルティング部 コンサルタント職

私の<個と組織を生かす>を選んだ原体験

大学でたまたま『人的資源論』や『組織論』の授業を選択し、漠然と人や組織に関することって面白そうだなぁと感じたのが最初のきっかけです。また飲食店でアルバイトをしていたときには、店長のリーダーシップ次第でチームのパフォーマンスがまったく変わるんだ!という実感を持ったこともありました。そんなことを思いながら就職活動をし、行き着いたのがこの会社でした。働く人や組織を前向きに、元気にすることができる意味のある仕事だ!と思いました。最終的な決め手となったのは、ここで働く「人」。お会いした先輩社員がとても魅力的で「こんな人達と一緒に働きたい」と感じましたし、入社してからもその直感は間違っていなかったと感じています。

この場所で叶えられたこと

入社2年目(当時営業)の頃、新規でお取引をいただいたある会社のマネジメント研修の結果、振り返りの際に先方担当者様からいただいた言葉が印象に残っています。「うちの管理職は部下育成やチームワークに関心が薄く、業績に関するコミュニケーションばかりだったが、御社の研修を導入してから変わってきている。この取り組みを続けていくことで組織が良くなっていく手応えを感じた」。このお客様には、継続してマネジメント強化をテーマに様々なお手伝いをさせていただき、パートナーとして認知していただくことができました。担当を離れるときに壮行会まで開催していただき、それまでの仕事の思い出を語っていただいたときには、この仕事をしていてよかったなぁとしみじみ思いましたね。

この場所で働くことの魅力

当社で扱うテーマは「形がない」「正解がない」「一人ではできない」ものばかりです。人によっては、「しんどいだけの仕事なのではないか・・・」と感じるかもしれませんが、以下のような捉え方をする人にとっては、様々な刺激的な機会があり、大いに仕事を楽しめると思っています。
・「形がない」・・・自らの思いと発想次第でいかようにもできる!
・「正解がない」・・・お客様や協働者とともに作り上げることができる!
・「一人ではできない」・・・成し遂げたときのチームとしての達成感を感じることができる!
特に学生の皆さんにとっては、馴染みの薄い仕事かもしれませんが、説明会などを通じ当社の魅力の一端を少しでも感じていただけたらと思っています!

キャリア入社

個人を起点に組織が変化していく
ダイナミズムを。

神田 優
市場開発部 マネジャー

私の<個と組織を生かす>を選んだ原体験

入社のきっかけは、前職の人事としての仕事体験でした。自分がはじめて企画した研修で、社員が新たな考えやスキルを身に付け、成長の機会になる場を提供できたことに大きなやりがいを感じたのです。研修後、「研修から戻ってきた人が、前よりもパフォーマンスが高まった」「上司が変わって職場が活性化した」という声を聞き、個人を起点に組織が変化していくダイナミズムを体感しました。そんな場をもっと世の中に提供していきたいと思うようになったのです。「個と組織が相乗的に価値を高め合っている社会の実現をめざす」というこの会社のブランドミッションに共感し、ここなら自分自身の専門性を磨きながらやりたいことを実現できると思い入社を決意しました。

この場所で叶えられたこと

RMSのソリューションプランナーは、クライアントが抱える人事課題や事業課題に対して、RMS社内外のリソースを組み合わせたソリューションを設計して、クライアントに提案しています。そのソリューションが組織や個人に有効に働いた場面に立ち会う度に、RMSでこの仕事をしていて良かったなと実感します。
RMS社内には様々な分野の専門家がいるため、自ら協働者を巻き込んでプロジェクトを推進することで、本来自分の持っている力以上のアウトプットを出せる環境が揃っています。私がキャリア入社2年目で全社表彰を受けることが出来たのも、そういった周囲の人たちの協力や支えがあったからこそだと思います。「組織内での協働により、自分の能力以上の成果が出せる」という体験は、RMSに入社される方には是非とも味わってみて頂きたい体験ですね。

この場所で働くことの魅力

私が考える魅力は、「個人の成長や組織の事業推進」に貢献できる仕事を、各領域で高い専門性を持ったリクルートグループの仲間たちと一緒に行うことで、自らの視点や身の丈を超えたアウトプットを出せるように成長していけることです。もちろんそのためには自分自身も学習機会や仕事経験を積み上げ、専門性を磨く必要があります。自身の専門性を磨きながら成長できる環境で、自主的な努力を行いながら、社会に価値提供していきたいような方と一緒に働きたいと思います。

キャリア入社

企業の成長を支える人になりたい。

藤野里衣
コンサルティング部 マネジャー

私の<個と組織を生かす>を選んだ原体験

大学時代、事業をやっていた実家が倒産するという経験をしました。そこではじめて会社が存続することの意味や影響の大きさを実感したのです。それ以来一貫して、「色々な企業の成長を支える人になりたい」と思い、仕事に取組んでいます。就職活動では、「ヒト・モノ・カネ・情報」のうち理系出身だった自分が短期間で成長できる分野は「情報」だと思い、ITコンサルタントに。経験を積み入社1年半が経った頃、別の分野も経験したいと思い、転職活動をはじめました。リクルートマネジメントソリューションズは、性別・年齢にとらわれないフラットな環境、仕事の機会やソリューションの幅広さが魅力的なのはもちろん、コンサルタントとして外部の支援だけではなく、自社の事業にも一従業員として関われる面白さに期待し、入社しました。

この場所で叶えられたこと

ほぼ新卒入社と変わらない年齢にも関わらず、当初からコンサルタントとして仕事を任される環境には驚きました。業界問わず、常に複数のプロジェクトを担当するという働き方や営業、開発、スタッフ、研究所、他のリクルートグループなど、様々な人と協働し、自分一人では出来ない価値を提供できる環境は、入社前に描いていた以上に面白いものだと感じています。また社内では、個人で色々な提案をできる機会があるので、新しいサービス開発や改善活動など、社内プロジェクトにも力をいれて取組んでいます。私は、入社して1年半で産休に入り、今は2児の母になりましたが、「コンサルタントを続けたい」という当初の想いのまま、色々なことにチャレンジできる環境に感謝しています。

この場所で働くことの魅力

成長意欲の高い人、何かチャレンジしたいことがある人にはとても向いている環境だと思います。「成長したい」という想いを持っている人には、仮に子育て中であっても応援してくれる環境です。また、仕事はハードではありますが、働き方も柔軟に自分でデザインすることができます。一方、何か行動を制限されたり、指示されることが少ないので、「自分がどうしたいか」を自ら考えられる人でないと、どうしてよいか迷ってしまうかもしれませんね。

キャリア入社

視座を高く仕事をし、
社会の役に立つ手応えを掴みたかった。

向田孝夫
営業1部 部長

私の<個と組織を生かす>を選んだ原体験

転職する直前の数年間、創業社長の下で商品企画の仕事をしていました。ユーザーやカスタマー視点、原価、品質、販売計画など全社的な視界で仕事をすることを任され、やりがいや楽しさを感じていました。しかしある時、会社の判断を利己的と感じてしまい、納得できずに悶々としていました。自問自答した結果、自分が仕事に求めるものは「社会の役に立っている手応えを掴めること」でした。それを転機に転職活動をはじめ、「全社的な視界で仕事をしながらも、なおかつ社会の役に立つ手応えを掴むことができそう」だと思い、リクルートマネジメントソリューションズへの入社を決めました。

この場所で叶えられたこと

入社後、大手金融機関A社を担当することに。貯蓄から投資へという潮流の中、富裕層向けに投資運用商品を販売する動きが加速していました。A社の業績目標は高く、下手をすれば売ることが目的になってしまいそうな中、顧客の夢を叶えるために尽力し、成果を出している営業の方々に出会ったのです。そこで私の見方は一変します。もしかしたら他の社員の方々も、本当は顧客の夢を叶える仕事をしたいと強く思っているのではないか? もしその思いを刺激できたら、顧客満足と業績向上の両方の実現に近づけることができるのではないか? そうすれば日本の預金を動かし、未来に貢献できるのでないか? そんな考えを企画にし、お客様に提案すると「やりましょう!」とお声をいただきました。この企画は想像を超える反響でした。

皆さんへのメッセージ

我々の仕事は、お客様の事業に深く関わり、お客様と一緒に事業を支援し、成果を分かち合うことができます。また、リクルートグループというユニークな企業文化をベースに、そこで働く仲間と切磋琢磨できます。そして、これらを通じて、自分自身の成長や社会の役に立っている手応えを感じることができます。そんな素晴らしい仕事であり、会社だと思います。ぜひ一緒に、日本の組織を強くするチャレンジの旅に出ましょう!

新人座談会
入社1年目の日々とは? 得られる成長とは?

左から
濱田紘成 市場開発部 ソリューションプランナー(営業職)/2016年新卒入社
新居なつき コンサルティング部 コンサルタント職/2016年新卒入社
守澤匡平 企画開発部 開発職/2016年新卒入社

新人としての1年間を振り返って、印象的な出来事などありましたか?

新居:「何がしたい?」という質問は、先輩や上司からよくされました。配属されて早々に、上司に「新居にはこういう強みがあるから、会社としてはこんな期待をしている。そのうえで、自分ではどんな仕事がしたい?」という話をしてもらいました。希望を伝えると、それに沿う仕事も任せてくれて。自分が「やりたい」と言ったからには最後までやろうと自然と思えてくるんですよね。
濱田:先輩たちが一人ひとりのことをよく見てくれている、というのは自分も感じます。これまでいろいろな先輩に教えてもらっていますが、みんなに共通しているのは、個性を生かしてくれること。「みんなもそうだから、お前もそうしろ」ではなく、「お前のいいところはここだから、それを伸ばそう。ここは足りてないから、トライしていこう」というアドバイスをしてくれます。そんな風に“自分らしく”していいんだと思えるから、伸び伸び仕事ができると感じています。
守澤: 仕事をしていると悩むことの連続ですよね。「これはどう解決したらいいだろう?」って。そんなとき先輩に相談すると「こうしなさい」と安易に模範解答を提示されるのでなく、「一緒に考えてみようか」と言ってくれるんです。問題がどこにあり、何が原因で、どう改善すべきか、実効性はどうか・・・と、考えるプロセスを一緒に実践してくれる。それが実はいいトレーニングになっていて、次の仕事にも生きていることを実感します。

壁や苦悩はありましたか?

守澤:私は開発部署に配属されたのですが、最初の半年間は経験の幅を広げるため、営業の仕事を任されていました。でも当初は、営業の仕事が自分の将来にどうつながるのか分からなかったんです。ただ、ミスなく過ごせればいいとさえ思ったこともありました。ある日先輩に相談すると、目の前の仕事がどう未来につながっているのかを丁寧に説明してくれました。その瞬間から、もっとお客様の話を聞きたいと思えるようになり、仕事も楽しくなっていきましたね。
新居:私も配属間もない頃は、新人コンサルタントに何ができるんだろう、と葛藤し悩みました。でも先輩が笑って言うんです。「できるようになったこともたくさんあるじゃん。できないこともあるかもしれないけど、できるようになったことも認めてあげないと」って。それで、Excelでできるようになったことリストというのをつくってみたんです(笑)。そうしたら確かに、できるようになったことがたくさんあったことに気づきました。それから心が楽になり、自信を持って仕事に取り組むことができるようになったのを覚えています。
濱田:私も、自分の存在価値って何だと悩んだことがありました。お客様とのミーティングはいつも上司に同行してもらい、自分は思うような発言ができず・・・、という毎日でした。すると先輩に言われました。「新人だからこそ感じることもあるだろう? 新人や若手の考えや本音は、お客様も知りたがっているよ」と。『そうか、“新人の気持ち・働き方”というテーマなら、先輩たちより役に立てるんだ』と思ったんです。その日から、お客様先でも自分なりの考えを伝えられるようになりました。ちなみに最近は、学生時代の友人たちと飲みに行った際、仕事の愚痴なんかが話題に出ると、みんなの言葉をスマホでメモしておいたりもします。“今”の新人たちが何を感じながら仕事をしているかを知っていることは、仕事で役に立つんですよね。

リクルートマネジメントソリューションズで働く魅力とは?

濱田:新人ならではの存在価値という話をしましたが、新人に限らず、中堅になってわかること、マネジャーになってわかること、経営を担うようになってわかることがそれぞれあると思います。つまり、キャリアによって得られる知見や成長も様々だと思うんです。この会社では人・組織に関する課題解決を事業として提供しているので、そういった知見や成長をダイレクトに仕事に活かすことができます。だからこの会社は、キャリアをどれだけ重ねても、新しいものを獲得し続けていくことができる。いつまでも成長を追い続けている場所だと私は思っています。
守澤:大学時代に研究室に通っていた頃は、「この領域では、俺が一番やろ」と感じることもありました。でもここには専門性をどこまでも極め続けている人が、大勢いる。しかも専門性のレベルが圧倒的で、いろいろな分野の教授が社内に何人もいるという感覚にもなります。それが自分にとっては、幸せなことであり刺激です。そうした人たちから学びつつ、いつかは追いつきたいという気持ちで、自分にしかない専門性を確立していきたいと思っています。
新居:ここは、視野が広がる場所だと感じています。1年目から多様な企業の経営層の方たちと直接会い、その会社や事業の未来を議論する場に立てるなんて他にはなかなかない仕事です。すごくありがたいですし、そうした場にいさせてもらうからには自分に何ができるのかを考え抜こうと思えるのもこの会社ならでは。ここで自分の強みを伸ばしていき、一日も早く「このテーマは新居に任せれば大丈夫だ」と言われるようなコンサルタントになっていきたいですね。

ダイバーシティ対談
育児と仕事のより良い関係とは?

左から
山下健介 コンサルティング部 マネジャー/2006年新卒入社
松尾容子 営業企画部 企画・スタッフ職/2007年中途入社

育児休暇を取得されたお二人ですが、
これまでどんなキャリアを歩んでこられたのですか?

松尾: 2007年に中途入社し、2年間営業をした後、1回目の産休育休を取得。総務人事グループに復職し、オフィス移転や新卒採用業務、社内研修などを担当した後、営業部門に異動し、新営業組織の立ち上げなどを担当。2013年に2回目の産休育休を取得しました。現在は「公開型研修サービス」に特化した部署に所属し、小学校1年生の長女と3歳の長男の育児に日々格闘しながらもフルタイムで働いています。
山下:私は、2006年新卒入社です。ずっとコンサルティング部門にいて、現在はマネジャー。育休を取得したのは、2014年です。第二子のときですね。現在、5歳の長男と2歳の長女がいます。
松尾:最近は男性の育休も増えていますが、2014年だとまだ珍しかったですよね。どうして取得しようと思ったんですか?
山下:一人目のときが本当に大変だったので・・・。夫婦共働きなのですが、妻の育休が終了してからは特に、危機的状況でした(笑)。それで次は育休を取ったほうがいいと思ったんです。ただそれだけではなく、うちの仕事は自分自身が働き方に対して新しいチャレンジすることが自分の視界や捉え方を広げることにもなるので、キャリア上もマイナスにはならないだろうとは思っていました。

育休にまつわる出来事で印象的だったことはありますか?

松尾:山下さんは取得前から、育休に向けたいろんな活動もしていましたよね?
山下:そうですね。自分より先に育休を取った先輩に「育休中は何が大事でしたか?」と聞いてみたり、社外で育休ブログを書いている人を見つけて直接会いに行ってみたり。あと、リクルートグループ内で育休を取得した男性社員を探して「リクルート育休男子会」というコミュニティを他の方と一緒に立ち上げたのですが、それを通じて、グループ他社の人たちとの接点も増えました。育休がきっかけで、それまで出会わなかった人たちとの出会いができたのは面白かったですね。松尾さんは育休の前後で、変わったことなどはありました?
松尾:第一子のときから、社内では産休育休に対しての理解があったので、取得することへの抵抗感みたいなものはありませんでした。でも問題は、復職でした。「時短勤務で働ける時間の長さが短くなり、子どもの体調不良などで突発的に帰宅しなければならないなど、生活スタイルが大きく変わり、今までのように時間をかけて成果を出してきたような働き方を続けるのは難しい。果たして限られた時間できちんと成果を出せるのか」という不安を感じました。しかも、仕事内容も仕事をするメンバーも復職前とは異なりましたので。実際に復職した後の1年間は特に大変でした。
そんな自分自身の経験も踏まえて、社内向けに『復職者ガイダンス』という企画を立ち上げ、育休から復職した社員を対象に働く環境の変化を認識し、少し長い視野で今後のキャリアプランをあらためて考えることで、早期に不安を解消し、スムーズな復職に繋げてもらう、という機会をつくりました。
山下:なるほど、そうだったんですね。それが進化して今では、『子育て中の時短勤務における心構えと働き方』という公開型研修として商品化され、お客様に提供されるプログラムになっていますよね。
松尾:そうなんです。自分自身の「働く経験」のなかで感じたり考えたりすることをそのまま仕事にできるのは、この会社ならではですよね。だから育児に限らず、いろいろなライフイベントをおろそかにせず存分に体感することは、リクルートマネジメントソリューションズで働くうえではすごく役に立ちますよね。

最近は社会の環境変化も大きいですが、それによる働き方の変化はありますか?

山下:テレワーク(会社以外の場所で働くこと)が制度として導入されたのは大きいですよね。移動時間を大きく削れて、生産性があがります。
松尾:子どもが体調不良で出社が難しい場合のときなども、子どものそばにいながら仕事ができるのは助かります。ミーティングもスカイプがあればできますし、テレワークだからといって限定的な仕事しかできないということも少ないです。
山下:コンサルティング部ではスカイプでのミーティングは、ある程度文化として定着していましたからね。社内会議は誰かしらはスカイプ参加ですし、勉強会などもスカイプでやることがあります。

ダイバーシティ推進や働き方改革について、会社からはどんなメッセージが?

松尾:「時間を生み出して、もっと外へ出ていこう」というメッセージは強くありますね。みんなもっと外に出て、出会ったことのない価値観に触れたり、新しい学びや知見を得よう、というものです。
山下:仕事に没頭したいからと仕事だけの日々を過ごしてしまうと、仕事以外の家庭や地域でふつうに暮らしているからこそ得られる発想力や消費者視点なども鈍ってしまいますよね。自宅と職場を往復する毎日では、逆に、成長は鈍化してしまうのかもしれません。
松尾:それに今は、働き方改革や女性活躍推進でお困りになっているクライアント様もたくさんいます。私たち自身がダイバーシティ推進や働き方改革に挑戦することには大きな意味もあると感じます。
山下:自分自身で実践を重ねていくなかで得られた知見や気づきは、机上で考えられただけの知識では得られない価値があると思います。これからも試行錯誤や創意工夫を繰り返しながら、ダイバーシティ推進のために必要な変化とは何かを見つけていきたいですね。
松尾:育児に限らず、介護や病気などによって「制約」を抱えることもあります。それでも誰もが活躍し成長し続けていける未来とはどんなものか、考え続けていきたいですね。ダイバーシティは、女性や育児、介護による働く時間に制約がある人だけのためではなく、様々な環境で働く、すべての人たちがいきいき働き続けていくためのものであり、それが、あらゆる企業・事業の成長を加速させていくと思います。

専門性はどう磨くか?
磨いた先にあるものとは?

松木知徳 コンサルティング部 コンサルタント職/2007年中途入社

いかに専門性を磨くのか?

前職は生命保険会社に勤務していました。営業や企画の仕事はしたことがありましたが、コンサルタント職はもちろん未経験。私の新たなキャリアは、新人に戻ったような気持ちでのスタートでした。そしてそこからは猛勉強の日々。組織人事にまつわる書籍や各業界本などを読みあさり、プレゼンのための企画書をひたすら作成しました。クライアントとのアポイントの後には、同行してもらった営業担当などに自分の説明の率直な感想などを聞き、次に生かす。インプットとアウトプットの繰り返しでした。必死でしたが、このときの経験が現在の自分の基礎体力にもなっているように思います。
年間100冊ほどの本や多くのクライアント様から多様な知識を吸収し、自分の手を動かしてアウトプットを重ねることで、考えるクセもつきました。そうして仕事を続けていくなかで、さらに自分の視野を広げたいという欲も生まれてきました。そして入社6年目、仕事と両立しながら大学院のビジネススクールに通うことを決心。2年間、週4日は大学院へ。そこには、多様な業界・職種の仲間が集まっていてとても刺激的でしたし、教授のアドバイスをもらいながらコンサルティングの実務とアカデミックな知識を融合させ、新たなソリューションを考える日々は充実していました。

磨いた専門性を、新商品として昇華

大学院入学当初から目標にしていたのは、『大学院での研究を通じ、実際に職場で実現できる商品・サービスをつくること』でした。特に、前職で一般消費者向け(BtoC)の仕事を経験し、現在の担当クライアントにもホテルや小売業などサービス業界の企業が多かったことから、「この業界の不を解決できるような新たなサービスをつくりたい」と考えていました。そしてアイデアを大学院と職場の両方で磨き、“従業員、お客様、会社の三者が同時に満足できる要因を把握し、職場の環境整備や組織方針の決定などに生かすためのヒントを掴む”商品へと昇華。
昨今、サービス業界は総じて人材不足にも悩まれています。国内の労働人口が減少する中で解決は容易ではありませんが、事業の効率化だけでなく従業員のやりがいを職場に生み出していく必要があります。しかし、業界の長年の習慣やイメージなどもあり、1社だけで大きな改善を行うのは非常に難しい課題です。この商品はコンサルタントとして特定の会社の課題に対峙するというよりも人材不足に悩む業界全体の「社会課題」と対峙するための商品と位置づけました。大学院での2年間で新商品の構想からテスト調査までを行い、それをベースに2016年3月、社内の新規事業提案制度で提案。「店舗イキイキサーベイ」と名づけた商品の開発が決定されました。現在数社のトライアルを終え正式商品化に向けて更に磨きこみを行っています。

自分の専門領域を確固たるものに

旗幟鮮明(きしせんめい)、という言葉があります。「自分の専門領域はこれだ」という宣言をしたり、持論をはっきり打ち立てること、だと私はこの言葉を理解しています。自分なりの旗を立てられると、「このテーマならあいつに、この領域はあの人に聞け」と社内外で思われる存在になります。今まで出会わなかった人から、「一緒に仕事をしませんか」という声をかけていただけることも増えます。実際、この1~2年をみても、リクルートのグループ他社のメンバーや社外の仲間と議論や協働する機会が急激に増えてきました。すると、どんどん自分の視界が広がっていくことを実感でき、俄然仕事が面白くなっていくんです。自分ひとりでは思いもつなかったことが他のメンバーとの協働により実現できる。今後もこのようなワクワクする経験を自ら創り続けていきたいと思います。

これからの個と組織を探求し続ける。
研究の役割とは?

荒井理江 ビジネステクノロジーデザイン部 組織行動研究所 研究職/2007年新卒入社

組織行動研究所って?

私たち組織行動研究所は、移り変わっていく時代と社会環境のなかで、「これからの<個と組織>ってどうなっていくんだろう?」を探索し、その成果を広く世の中へ発信することを使命とする部門です。研究員たちのバックボーンは様々。大学院で心理学を専攻していた人、社会学を専攻していた人、あるいは社会人となってから経営学を学んできた人、理系学部でまったく別の分野の研究をしていた人もいます。他部署のメンバーや、時には社外の人たちとともに、それぞれの得意領域を生かせるチームを組み、プロジェクト体制で研究を進めていくのが組織行動研究所のスタイルです。
“研究テーマ”も多岐に渡りますね。リーダーが育つ経験、人の効果的な学び方、シニアの活躍、成長企業の人と組織の形、優れた長寿企業の組織能力、越境がもたらす学びのメカニズム・・・etc. 人と組織にまつわる多様なテーマで研究が進められています。一般的に研究者は、ある1つの領域に絞って生涯その研究に没頭していくというイメージがあるかもしれません。ですが組織行動研究所で特徴的なのは、研究テーマが時代とともに変化していく点。少し先の未来に、社会から必要とされるであろうテーマを探し、取り組んでいくのです。さらに、事業との連携も特徴です。企業の人事や、社内のコンサルタント、新サービスを開発するメンバーたちとも協力します。だから、研究は好きだけれど、特定のテーマに縛られすぎず人と組織のあり方を探求したい、さらに事業のことも考えたいと思う人にはよい環境かもしれません。

研究員の仕事って?

研究員の毎日は、研究室に籠もり常にデータとにらめっこしているというものではありません。靴底も思っている以上に早く磨り減っていきます(笑)。もちろん、さまざまなデータを前にして、何時間も分析をすることもあります。けれど、人と組織は有機的。データだけで推測できないことは山ほどあり、データだけで判断するのは危険です。
だから私たちは人に会いに行きます。様々な企業の経営者、人事担当者、現場で働く社員の方たち、そして各領域の有識者の方々へのインタビューやディスカッションを重ねることで、未来の人と組織を考えるための事実や視点を収集していくことは研究員の重要な仕事です。そうして収集したデータや事実をもとに、深く考察を重ねた研究結果を、調査報告や論文などにまとめていきます。それらは経営学などの学会で発表したり、企業の人事をはじめとした社外の方々と議論する際に使ったり、当社が発行する機関誌『RMS Message』(企業人事担当者様などへ配布)やホームページなどでも広く発信しています。

組織行動研究所・研究員の面白さって?

人と組織に関して、世の中でまだ誰も知らないこと・解明されていないことを、明らかにしていく仕事は実に面白いと私は感じます。社会の動向に広く目を配り、探索する課題を設定するところから始めなければなりません。不確実で暗中模索の時間が長く続くことも多々あります。また、人と組織とは、非常に曖昧で奥深い存在です。答えが見つかりかけたと思っても、「それは本当か?」と疑い続け、どこまでも真実にこだわっていくスタンスも大切になります。でも、たとえ小さな扉でも、まだ誰も開けたことのない扉を開けに行く喜びは、何にも代え難いですね。
また、どんな研究も発表されただけでは意味がありません。研究成果がきっかけになり人や企業、そして社会が次の一歩を踏み出せることが、最終の目標だと私は思います。特に、私たちは「個と組織を生かす」事業を行う立場です。個と組織を生かす社会の実現に向けた、確実な一歩につなげていく。その意味では、研究員の役割も今以上に広げていけると私は思っています。例えばインタビューなどを通じて出会った働く人たちや有識者の方々とのつながりを生かすことで、具体的なアクションも起こせるはず。組織行動研究所を、研究し発信するだけの機関でなく、会社の枠を超えいろいろな人と手を取り合いながら行動を起こしていける研究所にしていくことを、推進していきたいと私は思っています。